「鹿」と「トナカイ」はあまり見たことがないので区別がつきにくいものです。
この2つの動物の違いは一体何なのか、概要も併せて紹介します。
「鹿」とは?
「鹿」の意味と概要について紹介します。
意味
「鹿」とは「シカ属シカ科」の動物のことです。
「鹿」は世界中の大陸に生息していますが、オーストラリアやアフリカ、地中海周辺では見掛けません。
日本にも生息していて「ニホンジカ」と呼ばれています。
概要
「鹿」は体長90センチ~190センチ程で、「トナカイ」よりも小さめです。
「鹿」の特徴として角がありますが、これは皮膚が角質化したものです。
角はオスのみに生えるもので、毎年抜け落ちては生え変わり、根元から分岐していきます。
体毛は季節により生え変わり、夏はグレーに白い斑点模様が付きますが、冬はグレーになります。
「トナカイ」とは?
「トナカイ」の意味と概要について紹介します。
意味
「トナカイ」は「シカ科トナカイ属」の動物で、「鹿」の一種です。
「トナカイ属」の動物は「トナカイ」一種類になります。
概要
「トナカイ」は、サンタクロースのそりを引いている動物として知られ、寒さが厳しい地域に生息しています。
大きさは120センチから220センチと、「鹿」よりも大きめになります。
「トナカイ」は、シカ科の動物の中で唯一、オスメスどちらにも角が生えるという特徴があります。
オスの角は春に生えて秋から冬にかけて抜け落ち、メスの角は冬に生えて夏に抜け落ちます。
寒い地域にいるので身体は体毛に覆われ、冬はグレー、夏はブラウンに近い色になります。
つまり冬場は「鹿」も「トナカイ」もほぼ同じ色に見えるのです。
「鹿」と「トナカイ」の違い!
「鹿」は「シカ属シカ科」で、「トナカイ」は「鹿」の一種です。
見た目的な違いとしては、「鹿」は基本的にオスだけに角が生えますが、「トナカイ」はオスメスどちらにも角が生えるという点です。
まとめ
「鹿」と「トナカイ」は種別的に違いがある他、角の生え方も違います。
日本には「トナカイ」はいませんので、野生ならば「鹿」だと思って間違いないでしょう。