牛乳石鹸の「赤箱」と「青箱」の違いとは?分かりやすく解釈

牛乳石鹸の「赤箱」と「青箱」の違い専門用語・業界用語

この記事では、牛乳石鹸の「赤箱」「青箱」の違いを分かりやすく説明していきます。

「赤箱」とは?

「赤箱」とは?

牛乳石鹸共進社株式会社がカウブランドの名で販売している、赤い箱に入っている石けんのことです。

発売開始期は1928年になります。

この石けんの主な成分は、石けん素地、乳脂、スクワランです。

石けん素地は、油脂と塩などを反応させて作られるもので、「赤箱」には牛脂、やし油、水、食塩、苛性ソーダの5つの成分を使用して釜だき製法で作られたものが使用されています。

釜だき製法とは、油脂と苛性ソーダなどをじっくりと釜でたきあげる製法のことです。

油脂と苛性ソーダなどが反応をすると、脂肪酸とグリセリンができます。

脂肪酸はナトリウムと結合して石けんになります。

釜だき製法ではグリセリンは取り除かないため、保湿成分が残っています。

「赤箱」に配合されている乳脂には肌の保護作用、スクワランには保湿作用があります。

そのため、洗いあがりは、しっとりすべすべです。

洗った後の肌のつっぱりが気になりにくくなっています。

泡立ちは豊かです。

クリーミーな泡が完成します。

香りにはローズを採用しています。

優しい花の香りがします。

「赤箱」の使い方

牛乳石?共進社株式会社が販売している、赤い箱に入っている石けんを指して使用する言葉です。

赤以外の容器に入っているものは、この名で呼びません。

「青箱」とは?

「青箱」とは?

牛乳石?共進社株式会社がカウブランドの名で販売している、青い箱に入っている石けんです。

発売開始期は1949年でになります。

この石けんの主な成分は、石けん素地と乳脂です。

石けん素地は、牛脂、やし油、水、食塩、苛性ソーダの5つの原料をもとに釜だき製法で作っています。

乳脂には肌を保護する働きが期待できます。

釜だき製法で作った石けんには、保湿成分のグリセリンが残っています。

そして、乳脂を配合しているため、洗いあがりはすべすべです。

しかし、べたつくことはなく、さらさらな洗いあがりになります。

泡立ちは豊かでソフトです。

香りにはジャスミンを採用しています。

爽やかな香りを感じられます。

「青箱」の使い方

牛乳石?共進社株式会社が販売している、青い箱に入っている石けんを指して使用する言葉です。

青以外の容器に入っているものは、この名では呼びません。

「赤箱」と「青箱」の違い

「赤箱」と「青箱」の違い

入っている箱の色、配合している成分、香り、洗いあがりなどに違いがあります。

「赤箱」は赤い箱に入っており、乳脂・スクワランを配合し、ローズの香りで、洗いあがりがしっとりです。

「青箱」は青い箱に入っており、乳脂を配合し、ジャスミンの香りで、洗いあがりはさっぱりです。

「赤箱」の例文

「赤箱」の例文

・『赤箱を購入する』
・『赤箱の石けんで顔を洗う』

「青箱」の例文

「青箱」の例文

・『青箱をもらった』
・『青箱の石けんで体を洗う』

まとめ

まとめ

2つの石けんはどちらも牛乳石?共進社株式会社が販売しているものですが、箱の色、配合している成分、香り、洗いあがりなどに違いがあります。