みなさんは「半壊」と「大規模半壊」という言葉がどのような意味を持っているかご存知でしょうか?
そこでこの記事では、「半壊」と「大規模半壊」の違いを分かりやすく説明していきます。
「半壊」とは?
「半壊」は「はんかい」という読み方になります。
この「半壊」とは「家屋などが半ば損壊した状態のこと」を意味しています。
「修復することで居住・再使用が可能な程度に留まるもの」を指しているのですが、「半分程度壊れている家屋」と解釈することができます。
「大規模半壊」とは?
「大規模半壊」は「だいきぼはんかい」という読み方になります。
この「大規模半壊」とは「半壊の中で大規模な補修を必要とするもの」を指して使われている言葉です。
「半壊」と「大規模半壊」の違い
では、ここで「半壊」と「大規模半壊」の意味の違いを見て行くことにいたしましょう。
どのような相違点があるのでしょうか?「半壊」とは、「家屋などが半ば損壊した状態のことであり、修復すれば居住・再使用が可能な程度に留まるもの」を指している言葉です。
一方の「大規模半壊」とは、「半壊のうち大規模な補修を必要とするもの」を指しているのです。
ちなみに住家の損害割合が50%以上の場合を「全壊」と言い、40%以上 50%未満の場合を「大規模半壊」、20%以上 40%未満の場合を「半壊」、20%未満の場合は「半壊」として認知されることがありません。
このような判定基準で言葉が定義されています。
「半壊」の例文
では、ここから「半壊」の例文を見て行くことにいたしましょう。
この言葉の使い方としてはどのような文章が考えられるでしょうか?
・『今回の震災では、半壊となった家屋が半数以上に昇ってしまい、地域の再興にはかなり時間がかかると思われます』
・『我が家の家屋が半壊してしまったが、まだ住宅ローンが残っており、修理しようにも保険が適用されず途方に暮れています』
「半壊」という言葉はやはり震災でよく使われていることが分かります。
「大規模半壊」の例文
続いて「大規模半壊」の例文を見て行くことにしましょう。
この言葉の使い方としては、以下のような使い方が挙げられます。
・『台風19号は近年では見られなかった大型台風だったために、多くの家屋が大規模半壊となり、住民もこれからの生活に頭を抱えている』
・『去年の地震で町内の多くの住宅が大規模半壊となってしまったが、罹災申請に関しては自治体も混乱しており、全く相談できる状態にはなっていなかった』
「大規模半壊」という言葉も地震・台風のような災害に対してよく使われています。
震災ではまさにつきものといってもいい用語かもしれません。
まとめ
ここまで「半壊」と「大規模半壊」がどのような意味を持っているか、解釈の違いも交えながら説明してきました。
これらの言葉は災害大国の日本にとっては重要な気ワードと言ってもいいでしょう。