この記事では、「アニョハセヨ」と「アンニョン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アニョハセヨ」とは?
この言葉は韓国での代表的な挨拶のひとつで「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」と同じ使い方ができるものです。
知っている人や知らない人でも会った時に言う言葉です。
韓国の場合は時間帯で挨拶を区切らず、いつ会っても「アニョハセヨ」ということができます。
この言葉は“アンニョン”と“ハセヨ”の2つの言葉が合わさっています。
“アンニョン”は無事でやすらかなこと、という意味です。
“ハセヨ”は~するという動詞の尊敬語です。
ですので直訳すると“無事で安らかでいらっしゃいますか?”という意味です。
それが、本来の意味ですが現代は日本の挨拶と同じような意味合いで、人にあった場合に交わす挨拶として定着しています。
これは、本来質問している文体ですがこう言われた場合は、同じように「アニョハセヨ」で答えます。
「アンニョン」とは?
先ほど説明した「アニョハセヨ」とほぼ意味は変わりません。
これは「アニョハセヨ」の動詞の尊敬語である言葉を失くしたものです。
ですので、この言葉も挨拶として使われますがフランクな言葉です。
「おはようございます」ではなく「おはよう」というイメージです。
同じ年齢の友達や、知り合いの年下の人に使うことができる言葉です。
日本でも、年上の人には「おはようございます」というように韓国でも敬語を使います。
韓国は日本以上に年上に対する態度や言葉遣いが厳しいので失敗しないようにしたいです。
また、初めて会う人には大抵「アニョハセヨ」です。
年下の中学生や高校生にも「アンニョン」はフランクすぎます。
初めて会う人に対しては「アンニョン」より「アニョハセヨ」の方が無難で、少し仲良くなってから敬語をやめていいか、相手に確認を取る場合もあるようです。
年下の人は大抵が仲良くなっても年上の相手には敬語で話します。
中には、年齢も近く年上の方からあなたも敬語じゃなくていいよ、と言われたらお互いフランクな言葉で話す場合もあります。
また「アンニョン」にはフランクな別れの挨拶も含まれます。
本来なら「アンニョンヒガセヨ」か「アンニョンヒゲセヨ」と言いますが、省略して「アンニョン」だけ言います。
これは主に若い人が使っているようで、正しい韓国語ではありませんが、耳にする場面がよくあります。
「アニョハセヨ」と「アンニョン」の違い
「アニョハセヨ」と「アンニョン」の違いを、分かりやすく解説します。
人が出会った時に使う物で敬語の挨拶かフランクな挨拶かという違いです。
特に意味に違いはありません。
使う場面として、「アンニョン」は別れの挨拶にも使えます。
まとめ
韓国語ですが、日本にもかなり浸透している言葉で聞いたことがある人もたくさんいると思います。
ちょっとの違いですが、使う場面や相手には気を付けたいです。