「墜落」と「転落」の違いとは?分かりやすく解釈

「墜落」と「転落」の違い言葉・カタカナ語・言語

「墜落」「転落」は、共に落ちることですが、意味合いが多少異なります。

「墜落」と「転落」の違い

「墜落」と「転落」の違い

「墜落」(ついらく)は、空中を飛んでいた機体が地上や海上に落下することに使われる言葉です。

正しい操縦によって降りたのではなく、それ以外の何らかの理由によって落ちてしまった場合に用いられる表現で、こうなってしまうには事故や操縦ミスなどが原因として考えられます。

主に飛行機がそうなった、そうなるところだったなどと使われる言葉で、人が空中から落ちたという場合にも使えなくもありませんが、その場合や「転落」(てんらく)や「滑落」(かつらく)という場合が多いので、あまり見聞きしません。

その「転落」は、転がって落ちるという意味になりますが、「高所の足場から人が転落した」などと空中から人が落ちることに対し、転がることが絡まない場合にもよく用いられる言葉です。

一緒に挙げた「滑落」は、滑り落ちたことを意味し、山で人が落ちた時の定番の表現となっています。

「墜落」を使った例文と意味を解釈

「墜落」を使った例文と意味を解釈

「墜落」を使った例文と、その意味の解釈になります。

同じ飛んでいる存在でも、鳥や昆虫などには使いません。

「墜落した飛行機には、50人が乗っていたらしい」

意図せずに落ちてしまった飛行機に、50人が乗っていたようだと言っています。

飛行機は他の乗り物より安全だと言われていますが、いざ事故などが起きると被害は一番大きいと言わざるを得ません。

「転落」を使った例文と意味を解釈

「転落」を使った例文と意味を解釈

こちらは「転落」を使った例文と、その意味の解釈になります。

比喩として、一気に高い所から落ちた場合にも使うことができます。

「いつもトップ10には入っていた成績が、急に転落してしまった」 トップ10内から大きく落ちてしまったことに使っている例になります。

物理的に落ちたという場合以外には、このような使われ方が多いです。

まとめ

まとめ

「墜落」「転落」は、このような違いのある言葉です。

使い分けは簡単なので、共にしっかりと意味を覚えておきましょう。