「まったり」と「のんびり」の違いとは?分かりやすく解釈

「まったり」と「のんびり」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「まったり」「のんびり」の違いを分かりやすく説明していきます。

「まったり」とは?

「まったり」とは?

「まったり」には3つの意味があります。

1つめは、味わいにとげとげしたところがなく、こくがあるさまです。

プリンといっても、卵感やミルク感が薄く、添加物ばかりな味のするものや、卵もミルクもふんだんに使っている味わい深いものなど、いろいろな味のものがあります。

「まったり」が意味するものは、プリンでいうと卵もミルクもたっぷり使用をしていて、濃い感じがするものです。

しつこい感じではなく、それでいながらこくがあります。

2つめは、ゆとりがあるさま、またそのときの気持ちです。

だらだらしているさまの意味もあります。

家族との休日、とくに急いで何かをする必要はなく、時間がたっぷりとあります。

こういうときには気持ちに余裕が生まれます。

家族で動物園に行ってみました。

いくらでも時間があるので、好きな動物をゆっくり見ることができます。

「あれも見なくちゃ」「早く移動するよ」といったことはありません。

気持ちに急いだところがなく、落ち着いています。

これは「家族とまったりと過ごす」ということができます。

3つめは、人柄が落ち着いていて、うるさいところがないことです。

「まったり」の使い方

味についてや、物事や人の様子について使います。

どちらの場合も、荒々しいところがないさまを意味します。

「のんびり」とは?

「のんびり」とは?

心身にゆとりがあり、ゆったりとしていることです。

また、何事にも慌てずにこせこせしない性格も意味します。

旅行のことで説明をします。

旅館に到着して、ほっと気分がゆるみました。

これから特別やらなければならないことはなく、心も体もゆとりがあります。

何かを急ぐ必要はありません。

ぼーっとしていることもできるし、温泉に入ることもできるし、周囲を散歩することもできます。

何かに急ぐように行動する必要はないのです。

このときの様子を意味する言葉です。

仕事があるときは、電車に乗り遅れてはならないと急ぎ、満員電車に揺られてストレスを感じ、仕事中には残業にならないようにと急ぎ、心身ともにゆとりがないことが珍しくありません。

「のんびり」はこれとは反対の状態を指します。

「のんびり」の使い方

心身にゆとりがあり、ゆったりしているさまを指して使用します。

「まったり」と「のんびり」の違い

「まったり」と「のんびり」の違い

ゆったりしているさまという意味が似ていますが、「まったり」はだらだらしているさまという意味や味の意味もあり、「のんびり」にはせこせこしていない性格という意味もある点が違います。

「まったり」の例文

「まったり」の例文

・『まったりしているチーズケーキ』
・『休日をまったり過ごす』
・『濃厚なクリームがまったりしている』

「のんびり」の例文

「のんびり」の例文

・『のんびりしている性格』
・『のんびりしていないで早く準備をしなさい』
・『今日は1日のんびりしていられる』

まとめ

まとめ

ゆったりしているさまという意味が同じですが、一方はだらだらしているさまやコクのある味、もう一方は性格がせこせこしていないという意味もある点が違います。