「起動」と「作動」の違いとは?分かりやすく解釈

「起動」と「作動」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「起動」「作動」の違いを分かりやすく説明していきます。

「起動」とは?

「起動」とは?

動きや働きなどを生じさせることです。

特に機器類が止まっている状態から動いている状態になることをいいます。

頻繁にパソコンを使う人でなければ、使わないときにはパソコンの電源を切ります。

使いたいときには、パソコンの電源ボタンを押します。

ボタンを押すとパソコンが動き出します。

この動き出したことを意味する言葉です。

ゲーム機は使うときに電源を入れて、使わないときには電源を切ります。

使っていないときに電源を入れっぱなしでは電池がもったいないです。

電源を切っているときは、ゲーム機の画面は真っ暗な状態ですが、電源を入れれば画面に映像が映し出されます。

電源のボタンを押して、画面に映像が映し出された状態になることが、この言葉が意味するものです。

「起動」の使い方

動きや働きがないものを、動きや働きのある状態にすることについて使用をします。

特に機器類が働きを始めることをいいます。

止まっていた人が歩き出すなど、人間の体の動きには使用しません。

しかし、「プロジェクトが起動する」など人間の行動に対して使うことはあります。

この場合、人間がプロジェクトを行っていますが「起動」が指しているのはプロジェクトの方で、人間の体の動きのことではありません。

「作動」とは?

「作動」とは?

機械や装置などの運動する部分が動くことです。

防犯カメラに働きをしてもらうためには、電源を入れておく必要があります。

電源を入れておけば、その間ずっと撮影をするという働きをしてくれます。

電源を入れている間の働いているこの状態を「作動している」といいます。

火災報知機は煙や熱などを感知して、お知らせをしてくれます。

普段は音は出ません。

煙や熱などある条件がそろったときにだけ働きをします。

働きをしているこの状態が、この言葉が意味するものです。

「作動」の使い方

機械や装置などが運動する部分が、本来の仕事を果たすことに使用をします。

動いていない状態から動いている状態になるときのことだけでなく、ずっと動いている状態のことを指しても使用されます。

止まっている人が歩き出すなど、人間については使用しない言葉です。

「起動」と「作動」の違い

「起動」と「作動」の違い

機器類が動くという意味が似ています。

「起動」は止まっている状態から動いている状態になることを意味し、「作動」は働きをすることを意味しています。

ややニュアンスが違うのです。

「起動」の例文

「起動」の例文

・『ボタンを押して起動させる』
・『起動するときに音がする』
・『起動の合図を出す』
・『起動までに時間がかかる』

「作動」の例文

「作動」の例文

・『作動に問題はない』
・『常に作動している』
・『作動中はランプがついている』
・『正常に作動している』

まとめ

まとめ

機器類が動くという意味が似ていますが、一方は動きを開始すること、もう一方は働くことで、ニュアンスが異なります。