みなさんは「厚い」と「分厚い」という言葉がどのような意味を持っているかご存知でしょうか?
そこでこの記事では、「厚い」と「分厚い」の違いを分かりやすく説明していきます。
「厚い」とは?
「厚い」は「あつい」という読み方になります。
この「熱い」とは「物の両方の面の隔たりが大きい」、あるいは「厚みがある」ということを指している言葉です。
「分厚い」とは?
「分厚い」は「ぶあつい」という読み方になります。
この「分厚い」とは「物の両方の面の隔たりがかなり大きいこと」「厚みがかなりあること」「相当に厚みがあること」「常に厚い」「たいそう厚味があること」といったような意味を指している言葉になります。
「厚い」と「分厚い」の違い
では、ここで「厚い」と「分厚い」の意味の違いを見て行くことにいたしましょう。
これらにはどのような相違点があるのでしょうか?「厚い」とは「物の両方の面の隔たりが大きいこと」、あるいは「厚みがあること」という意味を指しています。
一方の「分厚い」は「物の両方の面の隔たりがかなり大きくて厚みがあること」や「相当に厚みがあること」「常に厚い」「たいそうな厚味があること」などの意味合いを持っている言葉になります。
このことから、「厚み」の程度が異なっており、「厚い」より「分厚い」の方が大きな「厚み」があることを指しているのです。
「厚い」の例文
では、ここで「厚い」の例文を見て行くことにいたしましょう。
この言葉はどのようなシチュエーションで使われているでしょうか?
・『この1週間、厚い雲に覆われており、晴れの日がまったくありません。おかげで洗濯物をしっかりと干すことができないのです』
・『あの野球チームはファンの層が厚くて、下は小学生から上は高齢者までいて本当に人気が高いことが分かります』
「厚い」は「厚みがあること」を意味していますが、「物の両方の面の隔たりがかなり大きいこと」「厚みがかなりあること」という解釈の他に2つ目の例文のように「幅広い年代層」という意味で理解することもできるのです。
「分厚い」の例文
続いて「分厚い」の例文を見て行きましょう。
この言葉の使い方としては以下のような文章が挙げられます。
・『彼はいつも分厚いレンズの眼鏡をしているので、冴えない感じに見えますが、コンタクトにするとすごくイケメンなのです』
・『息子は空手を習っていますが、分厚い板をいともたやすく割ってしまうから、驚きだ』
「分厚い」は「厚い」より、「さらに厚みがあること」を意味していることが、これらの例文からも見て取ることができるでしょう。
まとめ
ここまで「厚い」と「分厚い」という言葉がどのような意味を持っているか、解釈の違いも含めて説明してきました。
これらの言葉は私たちの日常生活の中でもよく使われる言葉ですが、今回のようにあらためて違いを調べてみると、言葉の活用法には色々なものがあることが分かります。