「厚い」と「太い」の違いとは?分かりやすく解釈

「厚い」と「太い」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「厚い」「太い」の違いを分かりやすく説明していきます。

「厚い」とは?

「厚い」とは?

立体物の一つの面の大きさを表す言葉で、長さや奥行きと比べて一番小さい数値であるケースが多くなっています。

紙は0. 1mm台のものが基本なため、A4の紙で0. 3mmではそれなりに厚いと感じるでしょう。

A4のプラスチックの板では2mmでも厚いと言え、2cmの木の板であってもかなり厚いと言えます。

本で言えばページ数が多い事で、肉で言えば面積、鉄板なやさらに直接触れる面から見て高さ方向が大きいことを指します。

比喩表現として中身がしっかりして密度が高い、重厚であるなどというときに厚いという言葉を使うこともあります。

薄いが対義語です。

分厚いという言葉ではより厚みがあることを表現できます。

「太い」とは?

「太い」とは?

線状、棒状のものに対しての直径の大きさをさして太いと言い、基本的にはそのものに対して長さの数値よりは大幅に小さいことが一般的で、15cmの麺でも直径1cmあれば太い麺ということができます。

丸いものに限らず縦または横の数値でも太いということができ、四角いうどんや角材などにも使うことができ、体積のない線であっても幅または高さの大きさで太い線ということができ、細い線と比べてくっきりよく見えるものが太いと言えます。

ただし切り株のような数値的に高さより直径のほうが大きくても太いということはあります。

人や動物に対して使うこともでき、背丈に対して胴回りが大きいことを指します。

太い声という表現では低くて大きい声という意味になります。

なお、幅広く使われているわけではなく、方言か間違いなのか明確ではないのですが、厚い本という意味と同じように太い本ということもあります。

太いの対義語は細いとなります。

「厚い」と「太い」の違い

「厚い」と「太い」の違い

「厚い」「太い」の違いを、分かりやすく解説します。

厚いは板状または箱状のものの高さ方向を指すケースが多く、本などのページ数が多いと厚いということになります。

太いは線状または棒状のものの断面の直径または面積を指す事が多く、10mの高さで直径40cmあれば太い木ということができるでしょう。

タイヤは幅に対して太い、力の大きさを表すトルクも太いという言い方をします。

厚さは表現の幅広さという意味合いで使われることがあり、この場合、厚みがあることはポジティブな評価となります。

厚さ、太さとも縦、横、高さの中では高さを表し、数値的には一番小さいことが多くなります。

太い線という言葉は体積の概念がなくても使え、くっきりした線、幅広の線を指しします。

まとめ

まとめ

厚いと太いはともに大きさを伝える言葉であり、どちらも大きい部類にある言葉で厚いの対義語は薄い、太いの対義語は細いとなります。

体積の概念がある場合は数値として一番小さいものが厚い、太いの指標となるケースが多くなります。

食べ物では肉や刺し身、パンが厚い薄いで大きさを判断でき、麺は太い細いで大きさが判断できるケースと言えます。