この記事では、「グロス価格」と「ネット価格」の違いを分かりやすく説明していきます。
「グロス価格」とは?
「グロス価格」の意味と概要について紹介します。
意味
「グロス価格」は「ぐろすかかく」と読み、「全体の値段」「総合した値段」という意味です。
概要
「グロス」とは英語の“gross”が日本語化した言葉で、「全体」「総体」という意味があります。
「グロス価格」はビジネス用語で「商品の全体価格のこと」を表します。
例えば、ある商品は500円で販売されていますが、その原材料を仕入れるのに200円、経費に100円かかっているとします。
その商品が売れても、500円丸々利益になる訳ではありませんが、会計上は「グロス価格」として500円で計上して、仕入れ値や経費などは別に出して参照するのです。
「ネット価格」とは?
「ネット価格」の意味と概要について紹介します。
意味
「ネット価格」は「ねっとかかく」と読み、「正味の値段」という意味です。
概要
「ネット」とは英語の“net”が日本語化した言葉で「正味」「実質上」という意味があります。
「ネット価格」とは、ビジネス用語で「実質上の値段」のことを言うのです。
500円の商品があって、仕入れが200円、経費に100円かかった場合、その300円を差し引いて、200円が「ネット価格」になります。
会計上は相殺せず、それぞれの内容と金額を帳簿上にあらわし、照らし合わせて考えます。
「グロス価格」と「ネット価格」の違い!
「グロス価格」は、「商品の経費込み値段のこと」です。
「ネット価格」は、「商品の正味値段のこと」です。
まとめ
「グロス価格」と「ネット価格」は、価格の見方が全く違います。
収益に関する言葉ですので、営業の人は覚えておきましょう。