「創造」と「創出」の違いとは?分かりやすく解釈

「創造」と「創出」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「創造」「創出」の違いを分かりやすく説明していきます。

「創造」とは?

「創造」とは?

「創造」には2つの意味があります。

ひとつは、以前のものと違ったものを作るです。

これまであったものと同じものを繰り返し作ることではなく、新しいものを最初につくり出すことを意味しています。

あんこのことで説明をします。

今までには、あずきを砂糖とともに煮たあんこがありました。

これはどこにでもあり、目新しいものではありません。

同じものを作った場合は、この言葉が指しているものではないです。

クリームチーズ味のあんこは、これまでになかったとします。

これを初めて作ったとします。

このことは、以前になかったものを初めて作ったということができ、「創造」したということができます。

もう一つの意味は、神がこの世やこの世に存在するあらゆるものをつくることです。

ここでいう神は神社の神のことではなく、世界を作ったとされる神のことです。

「創造」の使い方

以前になかったものを初めてつくり出すという意味で使用をします。

以前からあったものをつくること、2回目以降につくることなどには使用しません。

「創出」とは?

「創出」とは?

以前になかった物事をつくり出すことです。

お茶漬けのことで説明をします。

これまで、お茶漬けが世間一般であまり食べられていなかったとします。

製品を販売する企業は、もっと食べる機会が増えて、製品がもっと売れて欲しいと思っています。

そこで、食べる機会を増やすキャンペーンを行ってみました。

このキャンペーンは新しいものです。

以前に行われていたことはなく、初めてつくり出したキャンペーンです。

これによって、お茶漬けを食べる機会が増えました。

新しいキャンペーンをつくり出しており、新しい機会もつくり出すことができました。

このような、以前になかったものをつくり出すことを意味する言葉です。

「創出」の使い方

物事に対して使用する言葉です。

以前にはなかったものをつくり出すことに使用をします。

今までにあったものをつくることには使用しません。

また、物事以外の事柄にも使用しません。

たとえば、動物を作る、植物を作るといったことではないのです。

「創造」と「創出」の違い

「創造」と「創出」の違い

2つの言葉の意味は同じです。

どちらも同じような使われ方をしており、物事に対して使用をします。

「創造」には、神がこの世やこの世に存在するものをつくることという意味もあります。

「創造」の例文

「創造」の例文

・『彼の創造する姿勢を見習いたい』
・『価値を創造する』
・『創造のプロセスを公開する』
・『豊かな環境を創造する』

「創出」の例文

「創出」の例文

・『新しい展開を創出する』
・『活気のある街を創出する』
・『創出活動に専念する』
・『コンテンツの創出に力を入れる』

まとめ

まとめ

2つの言葉の意味はほぼ同じで、同じような使われ方をします。

「創造」には神がこの世やこの世にあるすべてのもをつくることという意味もあります。