「低い」と「短い」は、共に大・小で表現すれば、小の方に当たる表現です。
「低い」と「短い」の違い
「低い」は、高さが(基準より、考えていたより)ない、足りないという意味で使われる表現ですが、物理的なものだけではなく訳ではなく、点数や地位といった対象にも使うことができます。
「椅子が低い」と使えば、その高さが足りないことになりますが、「こんなに低い成績ではどこにも合格できない」のように使った時には、それによる選考の基準と比較して不足している表現になります。
「短い」の方は、長さがない、足りないことを意味する言葉です。
こちらも棒などの物理的な対象から、周期や時間などに使うことができ、そちらの解釈になる「時間が足りない」といった使われ方もよく見聞きします。
「低い」を使った例文と意味を解釈
「低い」を使った例文と、その意味の解釈になります。
この言葉は、「高さ」で表現できる対象がそれほどないという意味だと覚えておけばいいでしょう。
「天井が低い為、この家具は置けそうにない」
物理的な対象に使っている例になります。
このようなことも少なくない為、家具類はどれくらいの高さがあるか先に測った上で、きちんと設置できるかの検討が必要になります。
「短い」を使った例文と意味を解釈
こちらは「短い」を使った例文と、その意味の解釈になります。
「低い」を縦の言葉と考えると、こちらは「横」だと表現することができそうです。
「そんなに短い時間でできるはずがない」
時間という対象に使っており、その長さが足りないという意味になります。
このような与えられる時間やその経過についても、横の表現の1つだと言うことができます(数学的な「時間軸」というグラフ表現においても横になります)。
まとめ
「低い」は「高さ」、「短い」は「長さ」がないことという意味になる言葉です。
それぞれ用途が異なる為、置き換えや言い換えはできません。
