「荒くれ者」と「ならず者」の違いとは?分かりやすく解釈

「荒くれ者」と「ならず者」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「荒くれ者」「ならず者」の違いを分かりやすく説明していきます。

2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「荒くれ者」とは?

「荒くれ者」とは?

「荒くれ者」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「荒くれ者」「あらくれもの」と読みます。

「荒くれ者」は、「気性が荒く、ふるまいの乱暴な者」という意味があります。

例えば、刑務所の中には、気性が荒く、ふるまいが乱暴な人がいるかもしれません。

この場合、「刑務所には、荒くれ者がそろっている」などという文章を作ることができます。

また、すぐに喧嘩をするような気性が荒いメンバーを集める場合、「荒くれ者を集めてチームを作る」ということができます。

さらに、アメリカの西部開拓時代には、気性の荒い、乱暴な人ばかりがいたとされています。

そのため、「荒くれ者しかいない西部の街」などと言うことができます。

他にも。

「荒くれ者と一緒に過ごす」「当時、私の会社には、荒くれ者がそろっていた」などという文章を作ることができます。

「ならず者」とは?

「ならず者」とは?

「ならず者」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「ならず者」「ならずもの」と読みます。

「ならず者」「品行の悪いもの。

悪事をして歩き回るもの」
という意味があります。

何かと悪いことばかりしている人が近くにいる時、「ならず者」という言葉を使ってみましょう。

例えば銀行強盗をする映画では、悪事をして歩き回っているようなメンバーをそろえることがあります。

この場合は「ならず者を集めて、銀行強盗をする」などという文章を作ることができます。

また、夜道で、品行の悪いものばかりに囲まれた場合は、「夜道でならず者に取り囲まれてしまった」などと心情を文にすることができます。

他にも、品行の悪いものを、上手に取り扱っている会社の上司がいる場合は、「ならず者を仕切ることができる上司」などと言うことができます。

「荒くれ者」と「ならず者」の違い

「荒くれ者」と「ならず者」の違い

「荒くれ者」「ならず者」の違いを、分かりやすく解説します。

「荒くれ者」は、「気性が荒く、ふるまいの乱暴な者」という意味があります。

一方で、「ならず者」「品行の悪いもの。

悪事をして歩き回るもの」
という意味があります。

どちらも「問題のある人」についての言葉になりますが、「荒くれ者」は、気性が荒く乱暴ではあるものの、悪いことをしているかどうかは別問題になります。

逆に「ならず者」は、ふるまいにも問題があり、さらに悪いことをしているという違いがあります。

このように、気性が荒いだけの善人の可能性もある「荒くれ者」と、悪い人を意味する「ならず者」という違いがあります。

まとめ

まとめ

「荒くれ者」「ならず者」の違いについて見てきました。

単なる気性の荒い暴力的な人を「荒くれ者」と呼び、悪いことばかりしているような人を「ならず者」と呼びます。

2つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。