この記事では、「世界遺産」と「文化遺産」の違いを分かりやすく説明していきます。
「世界遺産」とは?
「世界遺産」の意味と概要について紹介します。
意味
「世界遺産」は、ユネスコ(UNESCO)という国際機関により認定される世界的に価値のあると判断されたもののことです。
1978年に「ガラパゴス諸島」を始め12件が世界遺産に認定され、現在では千件を超えています。
概要
「世界遺産」は「人類共通の宝を守る」というコンセプトの元に制定されました。
きっかけは1960年代に、ダム建設により水没する危機にあった遺跡を救済しようと行動したことです。
「世界遺産」には「世界自然遺産」「世界文化遺産」「世界複合遺産」の3つの種類があります。
認定されると人の手を加えられないなどの制約があります。
「文化遺産」とは?
「文化遺産」の意味と概要について紹介します。
意味
「文化遺産」は「世界文化遺産」と言われ、「世界遺産」の種類の一つです。
「歴史・芸術・研究」をする上で重要な価値があると判断された建造物や芸術品、遺跡などを保護する目的で定められています。
概要
「文化遺産」を認定する条件として以下の6項目があります。
「人類における傑作であるもの」「人類にとって重要な文化交流であると認めらられるもの」「現存する、又は消滅した文化や文明の証拠となるもの」「歴史的な建築物や珍しい景観」「人類の環境利用が認められる、集落や土地、海洋利用など」「現在も存続している伝統や出来事」のうち、1つでも満たしていることが条件です。
「世界遺産」と「文化遺産」の違い!
「世界遺産」は、世界的に貴重で価値があると認められた場所やもの、伝統などのことです。
「文化遺産」は、「世界遺産」の中の1つの種類で、「歴史・芸術・研究」として価値があると認められたものです。
まとめ
「世界遺産」は「文化遺産」も含めたものです。
日本にも多くの「文化遺産」があるので、機会があれば調べてみましょう。