「欲求」と「要求」の違いとは?分かりやすく解釈

「欲求」と「要求」の違い言葉・カタカナ語・言語

「欲求」「要求」は、発音が似ていますが、意味は結構異なっています。

「欲求」と「要求」の違い

「欲求」と「要求」の違い

「欲求」(よっきゅう)とは、何かを欲する思いのことです。

「あの新製品が欲しいという欲求が抑えられない」のような使い方をすると、それだけ欲しいと思っていることになります。

「要求」(ようきゅう)は、求めること、またはその内容も含まれる意味になり、前者の意味では「待遇の改善を要求する」といったように使われます。

「要求通りには通らなかった」とすると、求めた内容通りにはならなかったとなり、後者の解釈となります。

参考までに、英語でも「欲求」“desire”で、「要求」“request”と明確に区別されています。

「欲求」を使った例文と意味を解釈

「欲求」を使った例文と意味を解釈

「欲求」を使った例文と、その意味の解釈になります。

人間には生まれながらにして3つのこれがあると言われています。

「食欲は、人間の基本的な欲求なのでどうしようもない」

食べないことには人間は生きていけないので、これが人間としての基本的な欲求となっているのも分かるというものです。

尚、他の2つは「睡眠欲」「性欲」で、実際の人間が多く抱えていると思われる「物欲」「金銭欲」は、「生物」としての人間に元からあるものではなく、生きていく実社会からそのような欲求が生まれたのだと解釈されています。

「要求」を使った例文と意味を解釈

「要求」を使った例文と意味を解釈

こちらは「要求」を使った例文と、その意味の解釈になります。

正当なそれだったとしても、その通りにはならないことも多いのが世の中だと言っていいでしょう。

「要求が多かったらしく、いくつかしか叶えてもらえなかった」 いくつかはその通りになったようですが、全ては通らなかったと言っています。

また、これは要求する内容まで含めた使い方となっています。

まとめ

まとめ

「欲求」「要求」は、このように違う言葉同士です。

間違って別の方を使わないように注意してください。