この記事では、「ドルフィンキック」と「バサロ泳法」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「ドルフィンキック」とは?
「ドルフィンキック」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「ドルフィンキック」は「dolphin kick」と読みます。
「ドルフィンキック」は、「バタフライ泳法で両足をそろえ、足の甲で水を上下に打つキック法」になります。
競泳のバタフライの選手がしている足の動きのことを「ドルフィンキック」と言います。
まるでイルカが泳いでいるように見えるため、「ドルフィンキック」という名前が付きました。
この「ドルフィンキック」は、1954年に日本人水泳選手の、長沢二郎氏によって、完成されたキック法で、その優位性が認められたことにより、世界中で「ドルフィンキック」が採用されています。
「ドルフィンキックで、海の中を泳ぐと、本物のイルカのようだ」とか、「ドルフィンキックが使えると、泳ぎが美しく見える」などという文章にできます。
「バサロ泳法」とは?
「バサロ泳法」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「バサロ泳法」は、アメリカの競泳選手、ジェシー・バサロという人が開発された泳ぎ方になります。
背泳ぎのスタートに使用する泳法で、あおむけでスタートをして潜水し、両手を前方に伸ばしながら、足は「ドルフィンキック」を裏返したキックをします。
潜水後に浮かび上がると、他の選手を引き離していることが多く、背泳ぎの世界で「バサロ泳法」は優位性があると判断され、世界中に広がりました。
日本の鈴木大地選手も、「バサロ泳法」により、金メダルを獲得した経験があります。
現在は、スタートから15m、ターンから15m以内というルールが決められています。
「バサロ泳法を使い、鈴木大地が金メダルを獲得」、「バサロ泳法は、スピードが速いが、疲労も残りやすい」などという文章にできます。
「ドルフィンキック」と「バサロ泳法」の違い
「ドルフィンキック」と「バサロ泳法」の違いを、分かりやすく解説します。
「ドルフィンキック」は、「バタフライ泳法で両足をそろえ、足の甲で水を上下に打つキック法」になります。
一方、「バサロ泳法」は、「スタートと同時に潜水し、両手は前方に伸ばし、足は逆向きのドルフィンキックを打つ泳法」となります。
「バサロ泳法」は、あおむけで泳ぐため、「ドルフィンキック」も逆向きとなります。
このように、「ドルフィンキック」は、キック法の一つで、バタフライの時に使われるものです。
一方の「バサロ泳法」は、背泳ぎで使われ、「ドルフィンキック」は逆向きに使われているという大きな違いがあります。
まとめ
「ドルフィンキック」と「バサロ泳法」の違いについて見てきました。
このように「ドルフィンキック」と「バサロ泳法」には、大きな意味の違いがありました。
それぞれの言葉の意味をしっかり知ることで、きちんと使い分けることができるようになりそうです。