この記事では、卓球の「セルロイドボール」と「プラスチックボール」の違いを分かりやすく説明していきます。
「セルロイドボール」とは?
以前の卓球のボールはその材質から、この「セルロイドボール」と呼ばれていました。
セルロイドは天然由来の素材なので、環境にこそいいものの、供給が安定せず、品質が一定しないというデメリットがありました。
また、発火性が高い材質で、劣化しやすいといいう点もあった為、これに変わる材質として、下記の「プラスチック」が採用されるようになり、現在ではこの「セルロイドボール」はまず見掛けることはありません。
「プラスチックボール」とは?
「プラスチックボール」は、その「セルロイドボール」に代わり、現在の卓球で使用されているボールです。
プラスチック製にしたことで、安定した品質のものを数多く供給できるようになり、発火性の問題も無くなりましたが、多少重くなったことと、表面がつるつるとした感触に変わった為、プレイヤーの感覚が多少変わったと言われています。
重くなったことからスピード感が増し、豪打の選手には有利になった反面、あまり変化しなくなったことで、「カットマン」と呼ばれる変化する球を扱う選手には、当初は不評だったそうです。
2015年以降は、国際大会では全てこの「プラスチックボール」が使用されており、「セルロイドボール」は練習でも使用されなくなっています。
「セルロイドボール」と「プラスチックボール」の違い
「セルロイドボール」と「プラスチックボール」の違いを、分かりやすく解説します。
「セルロイドボール」は、以前の卓球のボールで、現在では学生でも「プラスチックボール」を使用しています。
これらの違いである材質が変わったことから、紹介してきたような特徴の違いがある為、それまでとはプレイスタイルを変えた選手も少なからず居たようです。
まとめ
「セルロイドボール」と「プラスチックボール」は、このように違います。
「セルロイドボール」は、現在ではほとんど流通していませんが、施設に備え付けの娯楽用の卓球台などで見る機会があるかも知れません。