皆さんは「倦怠期」と「気持ちが冷めた」という言葉を聞いたことがあるかと思いますが、どんな意味があるのでしょうか?
この記事では、「倦怠期」と「気持ちが冷めた」の違いを分かりやすく説明していきます。
「倦怠期」とは?
「倦怠期」は「けんたいき」と読みます。
この「倦怠期」は「恋人やパートナーにときめくようなドキドキ感がなくなったり、マンネリ化してしまうような間柄になったりしている時期のこと」、もしくは「付き合い始めた頃のような新鮮な気持ちが次第に落ち着いてきたときにやってくる時期や期間のこと」を指しています。
尚「倦怠期」は全てのカップルが必ずなるというものではありません。
付き合って一定期間を過ぎてなる人ももいれば、全く感じない人もいます。
「気持ちが冷めた」とは?
「気持ちが冷めた(きもちがさめた)」とは「あるものに対して夢中になった気持ちがなくなっていくこと」、あるいは「嫌いになるレベルになるほどではないが、大変好きという状態ではなくなっていく」という意味を持つ表現です。
特に恋愛・趣味に対して使ており、 特定の恋人に対して使う時は「好きではなくなった」「愛する気持ちが失せた」という意味で使われています。
「倦怠期」と「気持ちが冷めた」の違い
では、ここで「倦怠期」と「気持ちが冷めた」の違いについて考えてみましょう。
「倦怠期」は「相手との付き合いに熱い気持ちが失われてきて、慣れ・新鮮な気持ちが徐々になくなっていく時期」ということが言えます。
一方の「気持ちが冷めた」は「あるものに対して熱心ではなくなる」「夢中になっていた思い・気持ちがなくなっていく」という意味で「すっかり気持ちがなくなってしまう」時に使われることになります。
「倦怠期」の例文
では、ここから「倦怠期」の例文を見ていくことにしましょう。
具体的には以下のようなものが挙げられます。
・『結婚してもう5年になるが、倦怠期に入っており、当時のドキドキ感がなくなっちゃたね』
・『私たちって高校時代から付き合ってるけど、今でも倦怠期ってないわよ』
前項でも触れましたが、付き合いが長いカップルであっても「倦怠期」を感じないカップルもいます。
このような2人は常に一緒に同じ趣味を持って新鮮な気持ちを持っているかもしれません。
「気持ちが冷めた」の例文
では、次に「気持ちが冷めた」でどのような例文が考えられるか見ていきます。
・『あれだけ冷たい仕打ちをされると、気持ちが冷めてしまっても不思議ではないね』
・『もう、僕の気持ちが冷めてしまったから、君のことを真剣に考えることができないんだ』
「気持ちが冷めた」を例文を挙げましたが、主に恋愛に関する使い方が多いように見えます。
しかし、時には趣味や仕事でもこれまで熱中していたことに対して気持ちがなくなっていくような時でも使われることがあります。
まとめ
ここまで「倦怠期」と「気持ちが冷めた」の意味や違いを説明してきました。
これらの言葉は恋愛などでよく耳にする言葉ですが、今一度、この意味を振り返ってみて認識をあらたにしてください。