「展望」と「眺望」の違いとは?分かりやすく解釈

「展望」と「眺望」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「展望」「眺望」の違いを分かりやすく説明していきます。

「展望」とは?

「展望」とは?

「展望」は360度をぐるりと見舞わせることです。

そして、「眺望」という言葉があるのですが、これも360度を見渡せることで意味は同じです。

しかし、「展望」にはもう一つ意味がありもう一つの意味が「展望」は社会の流れなども見渡す行為として扱います。

「眺望」とは?

「眺望」とは?

「眺望」は、「展望」と同じ意味で広く見渡すことで360度を広く見渡すことを意味します。

ただ「眺望」は広く見渡すことであると言われている割には、何故か、「眺望台」「眺望タワー」のような言葉は存在せず、道具や高台などに上ってみる際には、「展望台」「展望タワー」「展望鏡」という言葉が使用されます。

「展望」と「眺望」の違い

「展望」と「眺望」の違い

「展望」「眺望」の違いは、周囲を見渡す際、道具を使用したり場所を指す言葉であるか、そうではないかです。

例えば、「展望タワー」「展望鏡」などは道具や場所を指しますが、「眺望」の場合、場所や道具のことを指さず、本来の意味のみを指します。

また、「展望」は場所以外にも社会の流れも指し示すので社会の流れを眺めることも意味したりとマルチに眺めると表現できるものに使用できる言葉です。

「展望」の例文

「展望」の例文

・『展望鏡を覗く』
この例は、絶景を楽しむスポットに備え付けてある望遠レンズを覗くという例です。

絶景を楽しむエリアでは、周囲を閲覧可能な望遠レンズである、「展望鏡」を使用すれば周囲を見渡すことが可能で、「展望鏡」の物によりますが360度周囲を見渡せます。

・『展望台』
この言葉は、周囲の様子を眺めるだけの場所です。

場所を意味するため、「展望台」は360度見渡せる高台のことになります。

「眺望」の例文

「眺望」の例文

・『この山頂から見る眺めは眺望だね』
この例は、山頂から見る眺めは360度見渡せるという例です。

あくまで自分の目で見渡すことができるというのがこの例になり何か道具を使用して山から周囲を見たのであれば、「展望」です。

・『この自動車は眺望が悪すぎる』
この例は、自動車内から肉眼で見た場合眺めが悪すぎると言っています。

「眺望」は、道具を使用せずに周囲を見渡すことなのでこの例は、自動車は道具ではありますがこれは周囲を見る際にモニターなどを通して周囲を見ているわけではないので「眺望」という表現になります。

まとめ

まとめ

「展望」「眺望」については、場所や道具を使用して周囲を見渡すことであるか、自分の肉眼に頼るかです。

その為、自動車においては周囲を見渡すことを「眺望」と呼び、これは肉眼で周囲を確認しているが故です。

逆に船は、「展望」で双眼鏡という道具を使用して周囲の安全確認を乗組員が行います。

その上で「展望」は社会のように道具や場所ですらない物を観察する意味もあり、おおよそ人間がのぞき込めるような物であれば大抵を言い表すことができる言葉です。