「流入」と「流出」の違いとは?分かりやすく解釈

「流入」と「流出」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「流入」「流出」の違いを分かりやすく説明していきます。

「流入」とは?

「流入」とは?

「流入」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「流入」「りゅうにゅう」と読みます。

「流入」は、「液体が流れ込むこと」という意味があります。

例えば、汚い水が、部屋の中に流れ込んできた場合、「汚水が部屋の中に流入する」などと言います。

次に、「流入」には、「多くの人、お金などが外部から入り込んでくること」という意味があります。

例えば、観光をメインとしている国には、たくさんの観光客がやってきます。

観光客が観光地でお金を支払うと、外国のお金が入り込んでくることになります。

このような様子を、「観光立国に、外国のお金が流入する」と表現できます。

また、ある富める国がある時、その周囲の国から難民が押し寄せてくるかもしれません。

このような時、外部から人が入り込んでくると言えるため、「周囲の国から、難民が流入してくる」と表現できます。

「流出」とは?

「流出」とは?

「流出」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「流出」「りゅうしゅつ」と読みます。

「流出」「流れて外に出ること」という意味があります。

例えば、洗濯機が壊れて、水があふれて下の階まで流れ出てしまった場合、「洗濯機の水が階下まで流出してしまう」と表現できます。

次に「流出」には、「内部のものが、外部に出て行ってしまうこと」という意味があります。

例えば、過疎化が進む村は、学校などがないため、都会に若者が出て行ってしまうことがあります。

このような現象を、「過疎化が進む村から、都会へと若者が流出する」などと言うことができます。

また、年功序列型の企業に勤めている若くて優秀な社員が、自分の立ち位置に物足りなさを感じて、他の企業への転出を決めたとき、「優秀な社員が、他の企業に流出してしまう」などと表現できます。

「流入」と「流出」の違い

「流入」と「流出」の違い

「流入」「流出」の違いを、分かりやすく解説します。

「流入」「流出」は、真逆の意味を持つ言葉で、反対語になります。

「流入」「液体が流れ込むこと」と、「流出」「流れて外に出ること」という意味は、反対の意味を持ちます。

同様に、「流入」「多くの人、お金などが外部から入り込んでくること」という意味と、「流出」「内部のものが、外部に出て行ってしまうこと」という意味は、真逆の意味となります。

「水が流入する」「水が流出する」は、水が外部から入ってくることと、水が内部から出ていくことを意味し、まるで逆の意味を持ちます。

同じように、「人が流入する」「人が流出する」は、人が外部から入ってくる、人が内部から出ていくというように、反対の意味を持ちます。

このように「流入」「流出」は反対語だと知っておきましょう。

まとめ

まとめ

「流入」「流出」の違いについて見てきました。

2つの言葉が反対語だと知り、そのように使ってみてはいかがでしょうか。