この記事では、「将棋」と「チェス」の違いを分かりやすく説明していきます。
「将棋」とは?
「将棋」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「将棋」は「しょうぎ」と読みます。
「将棋」は、「室内遊技の一つで、縦横各9列の盤上に、20枚ずつの駒を並べて、1手ずつ順番に駒を動かし、相手の王将を詰めた方が勝利するもの」を意味します。
攻め取った駒は自分の駒として再利用することができます。
このような、81マスと40駒を使ったいわゆる「将棋」は、「本将棋(ほんしょうぎ)」と呼ぶことがあり、別のルールで遊ぶ、ハサミ将棋などは「変則将棋」と言われます。
「将棋」には225マスの将棋盤と130駒を使用した「大将棋」や、144マスの「中将棋」があり、現在の「将棋」は、「小将棋」から発展したものとされています。
「将棋」の駒には、「王将」「金将」「飛車」「角行」などがあり、それぞれ動ける範囲が決まっています。
最終的に、「王将」が逃げられなくしたら勝利となります。
「チェス」とは?
「チェス」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「チェス」は「chess」と英語表記します。
「チェス」は、「西洋将棋のこと。
白と黒16個の駒を盤に並べて、交互に動かして相手のキングを詰めるゲーム」を意味します。
「チェス」で使われる駒は、「キング」「クイーン」、「ビショップ」、「ナイト」、「ルーク」、「ポーン」で、それぞれの動ける範囲が決まっています。
「西洋将棋」と言われるように「将棋」とよく似たゲームになります。
キングを詰めたら勝利という点、駒の動き方が決まっているところなどが、「将棋」とよく似ています。
「チェス」は「チェスボード」の上で行われます。
「チェスボード」は、縦横8マスずつに区切られていて、市松模様が特徴的です。
相手のキングを取ろうとする手を「チェック」と言い、キングが逃げられない手を「チェックメイト」と言います。
「将棋」と「チェス」の違い
「将棋」と「チェス」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも、ボードゲームを指し、似たルールを持ち、最終的に王を詰めて勝利するというゲームになっています。
実際に「チェス」も「将棋」も、古代インドの「チャトランガ」というゲームがルーツとされています。
ただし、「将棋」は81マス40駒を使うのに対して「チェス」は64マス、32駒で行われるという違いがあります。
また、「将棋」は勝ち取った相手の駒を自分の駒として使えるのに対して、「チェス」は取った駒を使うことはできないという違いがあります。
また駒の名前や動かし方など、「将棋」と「チェス」には、様々な違いがあります。
まとめ
「将棋」と「チェス」の違いについて見てきました。
2つの言葉が意味するゲームは、同じルーツを持つ、よく似たゲームを意味します。
しかし、「将棋」は取った相手の駒を自分の駒として使えるのに対して、「チェス」は使えないなど、様々な違いがあることを知っておきましょう。