この記事では、ヘッドホンのプラグで判断できる線の入り方の違いで機能の違いがわかる「4極」と「3極」の違いを分かりやすく説明していきます。
「4極」とは?
ヘッドホンのプラグ(ミニプラグ)の部分に3本線が入っており、これらを3極と数えられ、先端部分の尖った部分を1極と数えるので合計4極となります。
4曲のヘッドホンの持つ機能はステレオ音声、ヘッドホン側の音量操作ボタン、マイク機能となっており、3極のヘッドホンの時点でステレオ音声が聞けるため、4極目はヘッドホン側の音量操作ボタン、マイク機能の二つの意味合いがあり、一般的なヘッドホンではマイク機能はついていません。
なお、ヘッドホン側で音量を操作できる機能に関しても最近のスマートフォンではあまり使われず、カセットテープやMDプレーヤーのリモコンとして重宝した機能と言えます。
「ボリュームコントロール付 ヘッドホン」というカテゴリーが4極の代表な商品ということが出来るでしょう。
なお、Bluetooth接続に関しては極の概念はなく、ヘッドホン側で音量調節できる機能があるものも販売されています。
なお、5極はノイズキャンセリング機能が追加されます。
「3極」とは?
ヘッドホンのプラグの部分に2本線が入っているもので、先端の尖った部分と合わせて3極になります。
3極のミニプラグの持つ機能はステレオで音声を聞けるということにとどまっており、操作に関わる機能などはありません。
高音質を求める人用のケーブルなどには3極が用意されており、どちらかと言うと家庭内でハイエンドオーディオの音声をヘッドホンで楽しむという目的で使われます。
スマートフォンでは4極対応のミニジャックが使われているため3極のヘッドホンであっても問題なく音楽を楽しむことが可能です。
また、ソニーのウォークマンなどで採用されている5極のミニジャックであっても3極のヘッドホンで聞くことは可能で、その他の機能が使えないことがデメリットとなります。
静かな場所で音楽を聞くことだけに着目すると3極だけでも十分に性能を果たせるものと言えます。
「4極」と「3極」の違い
「4極」と「3極」の違いを、分かりやすく解説します。
4極は3本の線が入り、3極は2本の線がミニプラグに入っている点が外見上の違いで、どちらもステレオ音声が楽しめます。
4極は3極より利便性を高めるためにあり、マイク機能を持つものや、ヘッドホン側での音量調節機能(リモコン機能)を備えられることが特徴です。
スマートフォンはジャックが4極に対応していますがリモコン機能はあまり使われていないと言えるでしょう。
まとめ
「4極」と「3極」はケーブル接続式のヘッドフォン端子の違いであり、Bluetooth接続のものでは無縁のこととなっています。
ジャック自体は上位互換があり、4極対応のジャックであれば2極(モノラル)、3極、4極のヘッドホンが使用できます。