この記事では、動画の画質を表す「SD画質」と「HD画質」の違いを分かりやすく説明していきます。
「SD画質」とは?
アナログテレビの標準画質にあたる画質で、720×480pxとなっています。
(pxはピクセルという単位で数値が大きいほど高画質)現在テレビ放送においてはテレビ局のサブチャンネルがこの画質になっています。
ワンセグ放送はこれ以下の画質で小型の端末で見ることが推奨されています。
テレビ番組のDVDは地上デジタル放送に切り替わった昨今でも発売されていますが、基本的にDVDの容量のためSD画質となります。
DVDレコーダーでは基本的にはSD画質となりますがAVCHD規格で録画できるものであればHD画質での録画は可能です。
ただし、容量の面などもありブルーレイレコーダーで録画するほうが一般的と言えるでしょう。
「HD画質」とは?
大まかに言えばより高画質の規格となっており、地上波デジタル放送は1440×1080pxとなっておりBSデジタルは1920×1080px(フルハイビジョンまたはフルHD)となるなど、SD画質と比べて大幅に高画質になっています。
画質が向上していることから録画容量も大容量なものが必要となり、現在はブルーレイディスクが主流となっていますが、HD DVDと規格競争になったこともあります。
ただしHD DVDは録画時間の短さなどが原因で敗北し、現在生産されていません。
また、ビデオテープでのHD画質の録画はD-VHSにおいて可能でしたが、VHSビデオ機器の生産縮小によって生産終了となっています。
ゲーム機ではプレイステーション3、X box360、Wii U以降からHD画質になっています。
ケーブルも一本で接続できるHDMIケーブルが装備されていることがHD対応機器の特徴となっています。
HD画質の上には4K画質、8K画質などがあります。
「SD画質」と「HD画質」の違い
「SD画質」と「HD画質」の違いを、分かりやすく解説します。
大きいほうが高画質であることを示すpxの720×480pxがSD画質、1440×1080pxが地上波デジタル放送のHD画質、1920×1080pxがBSデジタル放送のHD画質となっており、SD画質と比べてHD画質は画質が大幅に向上しています。
現在のテレビ放送はサブチャンネルがSD画質となっていますが、メインの番組はHD画質です。
ゲームは2006年のプレイステーション3以降からHD画質となっています。
HD画質をそのまま録画できるのは現行商品ではブルーレイディスク及びHDDレコーダーとなっています。
まとめ
「SD画質」はかつての規格と言っても良いですが市販のDVDソフトでSD画質のケースはまだあります。
どちらかと言うとソフト販売での低価格化が目的と言えます。
「HD画質」は現在の主流となっている画質で、より高画質である4Kや8Kにすべて移行する段階では2021年現在ではまだありません。
