「絶滅」と「滅亡」は似た言葉ですが、一体どの様に違うのでしょうか。
それぞれの意味と使い方についても紹介します。
「絶滅」とは?
「絶滅」の意味と使い方について紹介します。
意味
「絶滅」の意味は「生き物の種が絶えること」「残らずなくなること」です。
「絶」は「途中で断ち切る」「連続しているものが切れる」「遠く隔たる」「こばむ」「非常に優れている」「この上なく」という意味があります。
「滅」は、「仏教語で煩悩や苦悩が消滅すること・悟りを開くこと・仏滅の意」という意味の他に「消え失せること」という意味があります。
使い方
「絶滅」は、生き物に対して使われるものです。
ある種の生物が子孫を残せなくなり、地球上から消え失せてしまうことに使われます。
「滅亡」とは?
「滅亡」の意味と使い方について紹介します。
意味
「滅亡」の意味は「ほろびること」「絶えてなくなってしまうこと」です。
「亡」は「存在していたものがなくなること」「命がなくなること」「その場から逃げること」という意味があります。
使い方
「滅亡」は、国家や地球など、世界規模のものがなくなる時に使われます。
歴史上で国家や民族などが存続できなくなり、絶えてなくなる時に「滅亡」と表記されます。
「絶滅」と「滅亡」の違い!
「絶滅」は、「生き物の種が絶えること」です。
「滅亡」は、「歴史に残る世界規模のものがなくなること」です。
2つの違いは「生き物か史実か」という点です。
まとめ
「絶滅」と「滅亡」は、使う対象が違います。
「生き物」か、「世界的規模のものか」で使い分けましょう。
