「楽しみ」と「愉しみ」の違いとは?分かりやすく解釈

「楽しみ」と「愉しみ」の違い言葉・カタカナ語・言語

「たのしみ」と読む言葉で良く使われている漢字に、「楽しみ」「愉しみ」があります。

この記事では、「楽しみ」「愉しみ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「楽しみ」とは?

「楽しみ」とは?

「楽しみ」とは、楽しいと感じること、または感じる物事のことを意味しています。

また、これから先のことを期待して、心待ちにすることです。

「楽しみ」を使った例文をいくつかご紹介します。

『それでは当日お会いできるのを楽しみにしています』、『それは開けてからのお楽しみです』、『このイベントを楽しみにしている人たちのためにも、何とか成功させよう』、『今宵は思う存分お楽しみください』、『それでは次回の放送をお楽しみに』「楽しみ」と似た意味を持つ言葉としては、「お楽しみ」「愉しみ」、あるいは「御楽」などが挙げられます。

「愉しみ」とは?

「愉しみ」とは?

「愉しみ」とは、自分の気持ちで楽しいと思えるような状態のことを言います。

「愉しみ」「愉」が使われている「愉快」は、楽しくて心が弾んだり、心地よいことを意味しています。

なので、「愉」には自分自身が楽しくて気分が良いと言うような意味合いがあるようです。

「愉しみ」を用いた例文をいくつか挙げてみます。

『私は毎晩、星空を眺めるのが密かな愉しみです』、『自分なりの愉しみがあると、人生はより豊かになる』、『彼は週末にキャンプに行くのをとても愉しみにしている』、『就寝前の読書が、今は何よりの愉しみとなっています』、『彼女は愉しみが多いので、いつも楽しそうだ』「愉しみ」の類似語は、「娯しみ」「愉快」、あるいは「快楽」などがあります。

「楽しみ」と「愉しみ」の違い

「楽しみ」と「愉しみ」の違い

「楽しみ」「愉しみ」の違いを、分かりやすく解説します。

「楽しみ」とは、楽しいと感じること、または感じる物事のこと、あるいは先を期待して心待ちにすることを言います。

一方、「愉しみ」は自分の気持ちで楽しいと思えるような状態のことを意味しています。

「楽しみ」よりも「愉しみ」の方が能動的な意味合いがある点が異なります。

ですが、同じように使われていることも多く、基本的にはそれほど意味は違わないようです。

まとめ

まとめ

「たのしみ」が多くあると、毎日が充実してやる気や元気が湧いてくると言う人もいるかもしれません。

「たのしい」と気分が良いですし、明るい気持ちで過ごすことができます。

ですが、世の中には「たのしい」ことを見つけられない人もいます。

無理に探す必要はないでしょうが、少しでも自分が心地よいと思えるような物事に目を向けるようにすると良いでしょう。

また、睡眠不足やストレスなどで、疲労が溜まっていると、「たのしい」ことがそう思えなくなったりします。

「たのしい」ことをやることによって、ストレス解消になることもあります。

ですが、そうでない場合は、まずは疲れを取るのが先決です。

世の中、なかなか自分の思う通りに進まないこともあります。

そのような時は、そのことにイライラして無駄なストレスや疲労を増やすのではなく、自分が「たのしい」と思えることに意識を向けていくようにしたいものです。