「海外留学」と「インターンシップ」はどちらも海外で外国語を勉強する方法を指しますが、意味が異なるため区別して認識する必要があります。
この記事では、「海外留学」と「インターンシップ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「海外留学」とは?
「海外留学」は「海外の学校に通いながら語学や専門知識、現地の文化などを学習すること」を指し、語学力を鍛える「語学留学」や、現地の大学で専門分野を学んで単位や学位を取得する「正規留学」、休暇などを利用して参加できる「短期留学」といった種類があります。
「インターンシップ」とは?
「インターンシップ」は「国内企業における就業体験」という意味がありますが、「海外で働きながら語学習得すること」という意味も含まれており、後者の場合は一般的に「海外インターンシップ」と呼ばれています。
「(海外)インターンシップ」には、団体主催のインターンシップや企業主催のインターンシップといった種類があります。
「海外留学」と「インターンシップ」の違い
「海外留学」と「(海外)インターンシップ」は双方とも外国に行って語学を学ぶ方法のことを指しますが、それぞれの特徴や滞在期間などに違いがあります。
「海外留学」は、「海外でホームステイをしながら語学学校や大学に通って外国語を学ぶこと」を指し、学校の先生やクラスメイト、ステイ先のホストファミリーなどとの交流を通して語学力と国際的な感覚を身につけます。
海外留学の期間は留学の種類や目的にもよりますが、語学留学の場合は1週間から1年以上、短期留学は1週間から2か月程度、正規留学は4年以上とされています。
「海外留学」は語学を学ぶ機会に恵まれているというメリットがありますが、交流する現地の人たちが学校関係者に限られる傾向があるため、学んだ外国語をアウトプットするチャンスを自力で作り出す必要があります。
一方、「(海外)インターンシップ」は「海外の企業で就労しながら語学を習得すること」を指し、団体や企業が主催するインターンシッププログラムに参加することで実践的な語学力や外国でも通用する対応力などの習得を目指します。
「(海外)インターンシップ」の期間は主催元やプログラムなどによって異なり、2週間程度の場合もあれば18か月程度など長期に渡るケースもあります。
「(海外)インターンシップ」は実践的な語学力を鍛えたり、アウトプットの機会に恵まれたりといったメリットがあり、より専門的な語学を学びたい人やキャリアアップにつなげたい人に適しています。
その反面、個人の語学レベルによって業務内容が変更されたり、業務時間が長く自分の時間を持ちにくかったりといった側面もあるようです。
まとめ
「海外留学」と「(海外)インターンシップ」は「海外で語学を学ぶ」という点は共通していますが、学び方や期間などに違いがあることが分かります。
ぜひ参考にして両者の持ち味を理解し、進路やキャリアップを考える際の参考にしてください。
