この記事では、「相対的」と「絶対的」の違いを分かりやすく説明していきます。
「相対的」とは?
「相対的」とは、何かと比較した結果の表現になります。
「相対的に考えると、高いと言わざるを得ない」と使った時には、他の(似た)商品類の価格と比較すると、高いと考えるしかないといった意味になります。
評価において使われることが多い言葉で、「相対的評価」は、他の人との比較による評価になります。
例えば、平均点が60点だった時には、それを超えていれば「良」や「優」といった評価になり、それと一緒か下回っていると、よくても「可」の評価に留まるといった具合です。
「絶対的」とは?
「絶対的」は、他と比べる必要がない基準に対して使われます。
「絶対的な立場」とすれば、他の人とは関係なく、その立場に就いている(与えられている)ことになり、評価として使う場合にも、基準そのものが決まっているという意味になります。
例として、50点未満は「不可」、50~65点が「可」、66~79点が「良」で、80点以上だと「優」と決まっているといった具合で、誰も80点以上をとれなかった時には、「優」は1人も存在しなくなります。
「相対的」と「絶対的」の違い
「相対的」と「絶対的」の違いを、分かりやすく解説します。
「相対的」は、比較による表現になる言葉で、試験で最高点が75点だった場合には、その点数でも(一番高い点数をとったので)「優」となると考えていいでしょう。
「絶対的」は、先の例のような、80点からが「優」と決まっているという場合で、最高点が75点の場合には、「優」をもらえる人は誰も居ません。
「絶対的」は、評価以外にも、「他とは関係がない」という意味で使うことができる言葉なので、「絶対的におかしい」のような用い方もできます。
この場合には、他の事情などは一切関係なく、間違いなくおかしいと表現していることになります。
まとめ
「相対的」と「絶対的」は、このような言葉です。
特に評価について使われる時には、このどちらかのかが大切になります。