この記事では、「総菜」と「惣菜」の違いを分かりやすく説明していきます。
「総菜」とは?
「総菜」とは、ご飯と共に食べられることが前提の、いわゆる「おかず」の総称です。
「そうざい」と読み、特に調理は必要とせず、そのまま食べることができることがこの言葉で表現される対象になります(温める、切り分けるという程度のことは必要な場合もあります)。
スーパーマーケットと呼ばれる小売店に行くと、「総菜コーナー」には、色々なそのまま食べることができるこの「総菜」が用意されています。
例えば、コロッケやとんかつなどの揚げ物や、各種の煮物などです。
「惣菜」とは?
こちらの「惣菜」も、「そうざい」と読み、意味も上の「総菜」と全く一緒です。
では、どこが違うのかと言えば、この「惣」の漢字は常用漢字ではない為、新聞などのメディアでは、こちらはまず使わない表現となっています。
よって、それらでは「総菜」と使い、こちらの「惣菜」は、それと置き換えることができる言葉だという扱いかと思えば、実生活では「惣菜」の方が見掛ける機会が多いと言えるでしょう。
先のスーパーの「総菜コーナー」も、実際には「惣菜コーナー」とされている場合がほとんどで、メールや文章に記載する時にも、「惣菜」の方が多く使われています。
この理由については諸説ありますが、常用漢字ではない方が一般的に有名だという珍しい現象となっています。
「総菜」と「惣菜」の違い
「総菜」と「惣菜」の違いを、分かりやすく解説します。
「総菜」は、基本的にそのまま食べることができる「おかず」となる食べ物のことで、「惣菜」は、一般的なその表記になる言葉だと解釈してください。
どちらを使っても間違いではなく、新聞などと統一して、「総菜」としか使わないという人も居るでしょう。
ですが、「惣菜」の方が多く見掛けるのは間違いなく、「総菜」とすると、間違いではないかと思われてしまうことさえあるほどです。
まとめ
「総菜」と「惣菜」は、このような違いになります。
意味は何も変わらないので、一般にはそれほど気にして使い分ける必要もありません。