「迷信」と「都市伝説」の違いとは?分かりやすく解釈

「迷信」と「都市伝説」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「迷信」「都市伝説」の違いを分かりやすく説明していきます。

一見すると同じような印象のある、「迷信」「都市伝説」という2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「迷信」とは?

「迷信」とは?

「迷信」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「迷信」は、「めいしん」と読みます。

「迷信」は、「俗信のうちで、合理的根拠のないもの。

社会生活上実害を及ぼし、道徳に反するような知識や信仰」
という意味があります。

一般的に信じられているものの中で、合理的に考えるとおかしなものや、誰かが何かを信じた時、それを信じることによって、悪い影響があるようなとき、それを「迷信」と呼びます。

あるエリアだけで信じられている信仰があり、そのために誰かが死ぬような危険な状況に置かれる場合は、その信仰は「迷信」と呼ばれます。

そのため、「このエリアでは、迷信を信じて、毎年誰かが命を落とす」などという文章にできます。

また、このような、合理的根拠のない俗信を信じる人を、「迷信家(めいしんか)」と呼びます。

「迷信家の言うことは、信用してはいけない」などという文章を作ることができます。

「都市伝説」とは?

「都市伝説」とは?

「都市伝説」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「都市伝説」「としでんせつ」と読みます。

「都市伝説」は、「都市化の進んだ現代で、口承されている話」という意味があります。

都市において、口伝えに伝えられている、少し不思議な話を、「都市伝説」と呼びます。

例えば、口裂け女という、有名な「都市伝説」があります。

マスクをした、口が裂けた女が、猛ダッシュで襲い掛かってくるようなうわさ話になります。

出所がハッキリしないのに、それでいて全国の都市に口伝えで広まった、代表的な「都市伝説」になります。

そのため、「口裂け女の噂話は、昭和の時代に広まった、代表的な都市伝説だ」などという文章にできます。

「迷信」と「都市伝説」の違い

「迷信」と「都市伝説」の違い

「迷信」「都市伝説」の違いを、分かりやすく解説します。

「迷信」は、「俗信のうちで、合理的根拠のないもの。

社会生活上実害を及ぼし、道徳に反するような知識や信仰」
という意味があります。

一方で「都市伝説」は、「都市化の進んだ現代で、口承されている話」という意味があります。

2つの言葉には「根拠のない話」という共通点があります。

ただし、「迷信」はどちらかと言えば、古い時代から伝わるような話が多いのに対して、「都市伝説」は戦後の都市化された現代に伝わる話に限定されるという違いがあります。

また「迷信」は、都市以外にも田舎が舞台になる場合があるのに対して、「都市伝説」は、都市に限定されるという違いがあります。

まとめ

まとめ

「迷信」「都市伝説」の違いについて見てきました。

2つの言葉には明確な意味の違いがありました。

2つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。