「メジャーリーグ」と「マイナーリーグ」は、共にアメリカのプロ野球リーグの名称ですが、色々な違いがあります。
「メジャーリーグ」とは?
「メジャーリーグ」とは、30球団で構成される世界最高峰のプロ野球リーグです。
1球団のみカナダのチームですが、残りの29球団はアメリカ国内に存在し、実質的にアメリカのプロ野球の一番上のリーグという存在です。
日本で言えば、NPB(日本プロ野球機構)に所属する12球団で行っているリーグがそれに相当します。
それぞれの球団に下位組織が存在し、メジャーリーグの1つ下は「3Aリーグ」、その下は「2Aリーグ」といった別のリーグとなっており、こちらは日本のファーム(二軍)のリーグだと考えると分かりやすいでしょう。
日本では一軍リーグとファームリーグの2つだけですが、アメリカではメジャーリーグ以下、いくつもリーグが存在しているということです。
近年では、日本人選手がこの「メジャーリーグ」に移籍することも増えており、2019年オフに西武ライオンズの秋山翔吾選手のシンシナティ・レッズ入団が決まったことで、全30球団全てに一度は日本人選手が在籍したことになります。
「マイナーリーグ」とは?
「マイナーリーグ」とは、先の「メジャーリーグ」の下位リーグで、7つのリーグに分かれています。
メジャーリーグの1つ下が「3Aリーグ」、更に下が順番に「2Aリーグ」、「A+リーグ」、「Aリーグ」、「A-リーグ」、「ルーキー+リーグ」、「ルーキーリーグ」となっています。
「ルーキーリーグ」にはドミニカやベネズエラのチームも参加しており、メジャーリーグ球団の直接の傘下となるチームも多く存在します。
毎年の7月までは「メジャーリーグ」を含む各リーグ、チーム間の行き来が可能となっており、これは日本のプロ野球とも連動しています。
その7月中までであれば「マイナーリーグ」や「メジャーリーグ」からの選手の獲得が可能です。
まとめ
「メジャーリーグ」は、アメリカの野球のトップリーグで、30球団が所属しており、「マイナーリーグ」はそれより下になる7つのリーグの総称だと覚えておきましょう。