「極悪」と「凶悪」の言葉の意味と違いをご存知でしょうか。
ここでは、それぞれの言葉の意味と、違いを丁寧に説明しています。
では一緒に見ていきましょう。
「極悪」とは?
「極悪」とは、この上なく悪いこと、様子を意味する言葉です。
簡単に言い換えるならば「とっても悪い」「すごく悪い」という意味です。
またそのような悪いことをする人を「極悪人」、悪い物事を「極悪非道」と言い表します。
「とんでもない極悪人だ」「極悪非道なことをして皆に嫌われている」などと使います。
「凶悪」とは?
「凶悪」とは、その内容がひどく残酷である、またそのような悪いことを平気でするという意味で使います。
「凶悪な犯罪が起こった」「凶悪犯で更生は望めないと思われる」などと言います。
「極悪」と「凶悪」の違い!
「極悪」も「凶悪」もどちらも「非常に悪い」という点では同じ意味となります。
違いと言えば「凶悪」という言葉は犯罪に対して使われることが多いということでしょう。
例えば「極悪人」という言い方は犯罪者にすることもありますが、犯罪まではないにしてもとても悪い人に使います。
「凶悪人」とはあまり言いません。
「凶悪」とは性質が残忍、残酷であり、そのような悪いことを平気でやること、様子を言います。
つまり「凶悪」イコール「犯罪」とも言えるでしょう。
一方で「極悪」という言葉はこの上もなく悪いという意味で、残忍、残酷、平気でやるといった意味ではありません。
いずれにしましても「悪いこと」ですから「極悪」も「凶悪」も悪い意味です。
使い分けとしては犯罪行為とまではいかないことには「極悪」、残忍で救いようもないほど悪いことには「凶悪」とするとわかりやすいでしょう。
また、冗談、皮肉などで相手に「極悪人」と言ったりすることもありますが「凶悪人」とは言いませんので注意してください。
まとめ
いかがでしたか。
「極悪」と「凶悪」、それぞれの言葉の意味と違いが理解できたのではないでしょうか。
違いを正しく理解して使い分けてください。