「再評価」と「再審査」の違いとは?意味を詳しく解釈

「再評価」と「再審査」の違い言葉・カタカナ語・言語

「再評価」「再審査」の違いをご存知でしょうか。

ここでは二つの言葉の違いと、それぞれの言葉を使った例文、意味を説明しています。

では一緒に見ていきましょう。

「再評価」の意味や使い方

「再評価」の意味や使い方

「再評価」とは、再び、物事の善悪、美醜など価値を定めることで、以前まであまり認められていなかったものが、認められるといった時に使う言葉です。

「この作品は当時話題にもならなかったが、最近になって再評価されている」という風に使いますが、これはその当時は値打ち、価値がないとされていたものが、改めて認められたという意味になります。

「成績は、再評価で何とか合格をもらえた」「これは、再評価される価値もない」などと使います。

「再審査」の意味や使い方

「再審査」の意味や使い方

「再審査」とは、一度詳しく調べて、結果が出ているものをもう一度調べ直すという意味で使います。

「一部で不正の疑いが出ているので全部再審査することになった」「再審査をお願いしたが却下された」などと使います。

「再評価」と「再審査」の違い

「再評価」と「再審査」の違い

「再評価」「再審査」、それぞれの言葉の意味を説明しました。

似た言葉といった印象がありますが、まったく違う意味となりますので使い分ける必要があります。

「再評価」とは、評価しなおすことを言います。

つまりあまりいいとは言われていなかった、埋もれていたようなものを、いいものだと認めることで、評価内容が過去よりも良くなることに使われる言葉です。

一方で「再審査」ですがこれは詳しく調べたことをもう一度調べ直すという意味ですから、結果は変わらないということも往々にしてあります。

この違いを理解して使い分けてください。

「再評価」を使った例文と意味を解釈

「再評価」を使った例文と意味を解釈

「再評価」を使った例文とその意味を見ていきます。

「再評価」の例文1

「今頃、あの仕事が再評価されても彼女はすでにこの会社にいないのだし無意味じゃないか」

「再評価」とは、評価しなおすことを言います。

悪い結果から良い結果になることが多い印象で、例文は今頃いい仕事ぶりだと言われても、すでに彼女は退職していないのだから意味がないと言っているのです。

「再評価」の例文2

「当時は見向きもされなかった作品だが、今になって再評価されている」

作品など出した当時は話題にもならなかったものが、時を経て「これは凄い」「素晴らしい」などと言われることがあります。

そのような状態を「再評価されている」と表現します。

「再審査」を使った例文と意味を解釈

「再審査」を使った例文と意味を解釈

「再審査」を使った例文とその意味を見ていきます。

「再審査」の例文1

「応募作品を再審査することになった」

一度、詳しく調べ結果を出したものを、もう一度することを「再審査」と言います。

しかし、結果が変わるかどうかは別で調べたところで変わらないということもあります。

「再審査」の例文2

「再審査をして欲しいと言っても聞き入れてもらえなかった」

「再審査」とは、再び審査するという意味になります。

つまり同じことをもう一度詳しく調べ直すということに使います。

まとめ

まとめ

いかがでしたか。

「再評価」「再審査」、それぞれの言葉の意味と違いが理解できたのではないでしょうか。

似ている言葉ですが、違いを正しく理解して使い分けてください。