この記事では、「どんどん」と「だんだん」の違いを分かりやすく説明していきます。
「どんどん」とは?
「どんどん」の意味は以下の通りです。
1つ目は「物を続けざまに強く打ったり、大きく鳴らす時の音」という意味で、激しく物を打つ音や、花火が連続して上がる音などを文字にした擬音語です。
2つ目は「ものごとが勢いよく進行する様子」という意味で、ものごとが流れる様に早く進んでいく様子を表した擬態語です。
3つ目は「行動する時に全くためらわない様子」という意味で、躊躇することなく次から次へと行動する様子を表す擬態語です。
上記に共通するのは「続けざまに起きること」という意味です。
「どんどん」の使い方
「どんどん」は「物を続けざまに強く打ったり、大きく鳴らす時の音」「ものごとが勢いよく進行する様子」「行動する時に全くためらわない様子」という意味で使われます。
副詞として「どんどん~する・した」「どんどん鳴らす・鳴らした」などと使われます。
基本的に、物を続けざまに打ち鳴らす音や、ものごとが勢いよく進んで行く様子に使われる言葉です。
「だんだん」とは?
「だんだん」は「段々」と書き、の意味は以下の通りです。
1つ目は「幾つかの段階に分かれているもの」という意味で、少しずつずれて重なっている様子のことです。
2つ目は「石段」という意味で、お寺など高い場所に登る為の石段の俗称です。
3つ目は「ある事柄の一つ一つ」という意味で、ものごとの次第を表す言葉です。
4つ目は「順を追ってゆっくりと変化していく様子」という意味で、急にではなく少しずつ変わっていく様子のことです。
5つ目は「あれこれ数多く続く様子」という意味で、次々に様々なことが起きることです。
上記に共通するのは「少しずつ順を追って変わる」という意味です。
「だんだん」の使い方
「だんだん」は「幾つかの段階に分かれているもの」「石段」「ある事柄の一つ一つ」と「順を追ってゆっくりと変化していく様子」「あれこれ数多く続く様子」という意味で使われます。
名詞として「だんだんがある・あった」などと使われたり、副詞として「だんだん良くなる」「だんだん見えなくなる」などと使われます。
基本的に、ものが幾つかの段階に分かれていることや、少しずつ順を追って変化する様子に使われる言葉です。
「どんどん」と「だんだん」の違い
「どんどん」は「物を続けざまに打ち鳴らす音」「ものごとが勢いよく進んで行く様子」という意味です。
「だんだん」は「ものが幾つかの段階に分かれていること」「少しずつ順を追って変化する様子」という意味です。
「どんどん」の例文
・『彼は振り向きもせずどんどん歩いて行った』
・『急な用事で部屋のドアをどんどん叩く』
・『応援合戦で太鼓をどんどん打ち鳴らす』
・『システムの導入で作業がどんどんはかどる』
「だんだん」の例文
・『このドレスはスカート部分がだんだんになっている』
・『だんだんと朝晩の気温が下がってきた』
・『レベルが上がると課題がだんだん難しくなる』
・『病気がだんだん良くなってくる』
まとめ
今回は「どんどん」と「だんだん」について紹介しました。
「どんどん」は「物を打ちならす」「勢いよく進む」、「だんだん」は「段階に分かれる」「少しずつ変わる」と覚えておきましょう。