みなさんは「勲章」と「褒章」という言葉がどのような意味を持っているかご存知でしょうか?
そこでこの記事では、勲章」と「褒章」の違いを分かりやすく説明していきます。
「勲章」とは?
「勲章」は「くんしょう」という読み方をします。
この「勲章」は「勲功を表彰して授ける記章のこと」であり、「個人の功績や業績を国が表彰して授与するもの」となります。
「褒章」とは?
「褒章」は「ほうしょう」という読み方をします。
この「褒章」は「立派な行為に対する栄誉のしるしとして国家から授ける徽章のこと」を意味しています。
「勲章」と「褒章」の違い
ここで「勲章」と「褒章」の違いを見ていきましょう。
どのような違いがあるでしょうか?「勲章」は「勲功を表彰して授ける記章のこと」を指しています。
尚、この「勲章」が長年の功績や業績を上げた人が対象となるケースが多く、70歳以上が叙勲の対象となり、「勲章」が55歳以上の人が対象となっています。
一方の「褒章」は社会・公共福祉・文化などの特定分野の発展に貢献した人などに授与され、55歳以上が対象となるのです。
ここで「勲章」と「褒章」の違いを見ると、「勲章」は日本人・外国人など関係なく個人が授与の対象となりますが、「褒章」は個人だけでなく法人・団体も対象となります。
「勲章」の例文
では、ここで「勲章」の例文を見ていきましょう。
具体的には以下のような文が考えられます。
・『私の祖父が桐花大綬章という勲章の授与が決まったんだけど、一体どんな勲章なんだろう?全く分からないんだ』
・『俺のおじいさんが昔、勲章を受けたみたいなんだけど、俺も大人になったから必ずもらうんだ』
「勲章」の例文を見ると、どのような勲章があるのか一般市民はあまり知らないことがほとんどではないでしょうか。
日本における最高の「勲章」は「大勲位菊花賞頸飾」が最高位となっています。
知識として知っておくといいでしょう。
「褒章」の例文
次に「褒章」の例文を考えていくことにしましょう。
具体的には以下のような例文が挙げられます。
・『私の父は物理学で大発見をして一躍有名になったんだけど、今回、紫綬褒章を授与されることになりました。わが一族の誇りだわ』
・『母は何十年とボランティアで社会奉仕活動をやってきたけど、今回。緑綬褒章ってものを受けることになったの』
「褒章」の例文を見ると、「褒章」も色々な種類があるのが分かることでしょう。
紫綬褒章は時折ニュースで目にすることがありますが、この他にどのようなものがあるかはあまり知られていないかもしれません。
まとめ
ここまで「勲章」と「褒章」の意味や違いを見てきました。
この2つの栄誉は日本国民として誇れるものかもしれません。
しかし、日常生活の中ではあまり縁のないものでもあるので、これを機会にどのようなものがあるのか調べてみることも面白いかもしれません。
雑学的な知識として知っておくのもいいでしょう。