みなさんは「言明」と「明言」という言葉がどのような意味を持っているかご存知でしょうか?
そこでこの記事では、「言明」と「明言」の違いを分かりやすく説明していきます。
「言明」とは?
「言明」は「げんめい」という読み方をします。
この「言明」とは「はっきりと言うこと」「言いきること」「断言すること」、あるいは「言葉に出してはっきり言いきること」「明らかに述べること」といったような意味を持っている言葉です。
この他には論理学で「あることを主張した文の真偽を明確にするもの」という解釈も持っています。
「明言」とは?
「明言」は「めいげん」という読み方になります。
この「明言」は「はっきり言うこと」という意味を持つ言葉になります。
「言明」と「明言」の違い
では、ここで「言明」と「明言」の意味の違いを考えてみることにしましょう。
一体どのような解釈の相違点があるのでしょうか?「言明」は「はっきりと言うこと」「言いきること」「断言すること」、あるいは「言葉に出してはっきり言いきること」「明らかに述べること」を意味しており、「明言」は「はっきり言うこと」というような解釈ができるでしょう。
「言明」の例文
では、ここで「言明」でどのような例文が考えられるか見ていきましょう。
具体的には以下のような文章がかっが得られます。
・『ここで言明しておくぞ。今回、このプロジェクトで失敗したなら、君たちはクビだ!もう後がないと思って頑張れ』
・『部長から言明されたはずだよな。今月、ノルマを達成しないと本当に左遷させるってな。一体何をやってたんだ?』
「言明」の例文を見ていくと、「はっきり言うこと」という解釈が見えてきますが、かなり厳しいことを言われている印象を覚えます。
「明言」の例文
次に「明言」を使った例文を見ていきましょう。
実際に以下のような使い方が挙げられます。
・『彼はみんなに対して明言していたな。あれだけおおやけに自分の考えを言えるなんて大したヤツだな』
・『昨日の議会でA議員は明言を避けましたね。これでますます彼の行動が疑わしくなってきました。もうおしまいじゃないでしょうか?』
「明言」も「はっきり言う」という意味がありますが、これに加えて、崇高な考えをオープンにしたり、2つ目の例文のように自分の正当性をはっきりさせるようなシチュエーションで使われることが分かります。
まとめ
ここまで「言明」と「明言」の意味や違いを説明してきました。
「言」「明」という2つの漢字を組み合わせた言葉ですが、並びが逆になることで各々が持つ意味合いが異なることが分かりました。
非常に似ている言葉なので、正しく使えるように意味をキチンとチェックして覚えておきましょう。