日常会話で語尾に「らしい」と「みたい」という言葉を使うことがあります。
この2つは何が違うのか、使い方などについても紹介します。
「らしい」とは?
「らしい」の意味は以下の3つです。
典型的
「いかにもその条件にあてはまる状態」という意味です。
「春らしい陽気」「女性らしい言葉遣い」など、「〇〇らしい」の「〇〇」にふさわしいことを言います。
伝聞
「人から聞いたことを伝える時の表現」という意味です。
「雨が降るらしい」「結婚したらしい」など、自分が直接見たり聞いたりしたのではなく、他のところから入って来た情報を伝えることを言います。
推量
「おそらくそうだろうと予想すること」という意味です。
「風の音らしい」「聞こえたらしい」など、はっきりしたことは分らないけれどもそうであると推し量ることを言います。
「みたい」とは?
「みたい」の意味は以下の3つです。
比喩
「実際はそうではないけれども、その様に見えたり思えたりする様子」という意味です。
「まるで春みたい」「アホみたい」など、例えとして使います。
推量
「おそらくそうだろうと予測すること」という意味で、「らしい」と同じです。
「風の音みたい」「聞こえたみたい」など、「らしい」の言い換えとして使えます。
例示
「具体的に例に出すこと」という意味です。
「彼みたいにはなりたくない」「ビートルズみたいに有名人なりたい」など、具体例を示す時に使います。
「らしい」と「みたい」の違い!
「らしい」と「みたい」は、「推量」の意味では同じ使い方をします。
その他に関しては、「らしい」が「漠然と自分の感覚を表現する時に使う言葉」で、「みたい」が「具体的に例を示して表現する時に使う言葉」という違いがあります。
まとめ
「らしい」と「みたい」は意味が共通する部分と微妙に違う部分があります。
日常会話では自然に使い分けているのであまりきにする必要なありません。