「理性」と「本能」の違いとは?分かりやすく解釈

「理性」と「本能」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「理性」「本能」の違いを分かりやすく説明していきます。

この2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「理性」とは?

「理性」とは?

「理性」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「理性」「りせい」と読みます。

「理性」は、「道理によって、物事を判断する心の働き。

論理的、概念的に思考する能力」
という意味があります。

ちなみに「道理(どうり)」には、「物事の正しい筋道。

人として行うべき正しい道」
などと言う意味があります。

何かを判断するときに、正しいかどうか、正しい道かどうかで判断する時、「理性のある判断」などと呼ばれます。

また、物事を論理的に思考するようなとき、「理性的な思考を行う」などという文章を作ることができます。

例えば、結婚している男性が、他の女性を好きになってしまうことがあるかもしれません。

もしも、関係を持ってしまったら、人として正しい道ではないと考えて、関係を持たなかった場合は、「妻以外に好きな人ができたが、理性が勝ち、関係を持たずに済んだ」などという文章を作ることができます。

「本能」とは?

「本能」とは?

「本能」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「本能」「ほんのう」と読みます。

「本能」は、「動物個体が、学習や条件反射や経験などによらずに、生得的に持つ行動様式」という意味があります。

もともと、その動物が持って生まれた行動様式を「本能」と呼びます。

例えば、伝書鳩を巣から遠くの街で放しても、きちんと巣まで飛んでくる行動様式は「帰巣本能(きそうほんのう)」と呼ばれます。

また、人間にも備わっている、種族保存を目的とする本能は、「生殖本能(せいしょくほんのう)」と呼ばれています。

このように、成長していくうえで、学習や経験で学んだもので行動を決めるのではなく、動物として備わっている行動様式に従い行動するとき、「本能的に行動する」などと言います。

「理性」と「本能」の違い

「理性」と「本能」の違い

「理性」「本能」の違いを、分かりやすく解説します。

「理性」は、「道理によって、物事を判断する心の働き。

論理的、概念的に思考する能力」
という意味があります。

一方で、「本能」は、「動物個体が、学習や条件反射や経験などによらずに、生得的に持つ行動様式」という意味があります。

不倫をするかどうか迷うとき、人として正しい道に従おうとする場合、「理性」で考えることを意味します。

一方で、種族保存するために備わった行動様式に従おうとする場合は「本能」に従うことを意味します。

このように、「理性」「本能」は、道理で動くか、生まれつき備わっている行動様式かという、反対の意味を持つ言葉だということが分かります。

まとめ

まとめ

「理性」「本能」の違いについて見てきました。

2つの言葉には、反対の意味があることが分かりました、2つの言葉の意味の違いを知ることで、きちんと使い分けることができるようになりそうです。