「参入」と「参加」の違いとは?分かりやすく解釈

「参入」と「参加」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「参入」「参加」の違いを分かりやすく説明していきます。

「参入」とは?

「参入」とは?

「参入」は、企業自ら何かの組織に加入することを意味する言葉です。

例えば、企業が別の事業を起こす場合、「参入」と呼んで別の事業を起こすと言い、自動車業界に所属している会社がバイク事業に「参入」という具合に別の組織を作り上げることを「参入」と呼びます。

注意すべく点は、「参入」は、企業が何かの組織に加わることなので一般人の方が何かの組織に加わることの場合「参加」という立場をとる点が注意すべく点です。

「参加」とは?

「参加」とは?

「参加」は、一般人が組織化された団体などに加わり活動したり活動を支援することです。

例えば、赤十字を支援する団体に「参加」するであれば、これは赤十字を支援する組織に加わり自ら団体職員になり活動を行うことを意味します。

無論、「参加」の組織はどのような組織でもよく、悪の秘密組織であっても一般人が「参加」できるのであれば悪の秘密組織に「参加」して活動を行うことは可能です。

「参入」と「参加」の違い

「参入」と「参加」の違い

「参入」は、企業という組織が何か新しい事業などを起こして新規に組織を作り上げることを指し、「参加」は一般人が何かの組織に加わるという違いがあります。

よって違いは、何かをなそうとする者が企業であるか、一般人であるかです。

「参入」の例文

「参入」の例文

・『ホンダがF1に参入する』br> この例は、ホンダという会社が新規にF1の開発に関係する事業を立ち上げたという例でF1というモータースポーツの組織に加わったということです。

「参入」は企業が新しく組織を作ったうえで今ある組織に加わることでこのケースはF1という事業に加わっています。

「参加」の例文

「参加」の例文

・『モーターショーに参加する』br> この例は、一般人としてモーターショーで活動するという例ですが、この一般人という人物は、一応モーターショーに参加できるだけの一般人です。

つまり、自動車関係の企業人ですが会社を動かしたり会社の組織を動かすだけの地位は無いので一応一般人と同じ扱いでの「参加」になります。

まとめ

まとめ

「参入」は、企業が自ら方針を打ち出して新しい事業を開拓することにあります。

よって新しく事業を開拓する場合、開拓先から許可を得ることが重要です。

過去に、許可を得ずに企業が新規事業と称して現存する協会の許可なく事業を起こした際、昔から事業をしている人物が憤慨し新規事業者を追い出すという事例があるが故、「参入」は、企業が新規で事業を起こす場合「参加先」の許可を得ることが重要です。

「参加」も許可が必要で一般人という枠で何かグループに加わり組織として動く場合、許可を必要とします。

なお、「参加」であれ「参入」であれ、加わる組織が実は無許可だった場合どうなるかですが、許可を得ずに活動をしている法人のような組織は違法になるため処罰対象に加わったとみなし、処罰対象になるのですが、加わる側はその事実を知らなかった場合、処罰対象でありつつ減刑が適応されます。