「間違い」は、「違い」に一文字加わるだけでかなり異なる意味の言葉となっています。
「間違い」とは?
「間違い」は、「誤り」、「正しくない」という意味になる言葉です。
「それは間違いだよ」のような使われ方で日常的に見聞きする為、難しい説明は不要かも知れません。
ただし、何をもってその「間違い」だと表現できる(される)かについては使われるシチュエーションごとに様々で、本当に誤りだとは限らず、そのように思い込んでいるだけかも知れません。
その為、使った人によって真偽(本当に誤りなのかという点)が大きく変わります。
「違い」とは?
「違い」は、「異なる点」と言い換えることができます。
試験問題で「この2つの違いを述べよ」などとよく使われますが、「異なる点」とそのまま置き換えてしまって構いません。
「特に違いは見付からない」、「どんな違いがある?」などと用いられる言葉で、「違いない」と使うと、「その通り」(違う点がない)という意味になります。
「間違い」と「違い」について詳しく解釈
「間違い」は、「誤り」の意味となる言葉なので、できれば使われないに限ります。
「間違え」という形にして使っても意味は同じで、どちらでもいい場合も多いです。
例えば、「間違いがないかどうか」は「間違えが~」としても構いません。
「違い」の方は、「異なる点」という意味になる為、その比較ができる対象が2つ以上ないと使うことができませんが、「違う」という形にすると対象が1つでも使える言葉になり、「これは違う?」は「これではない?」(異なってはいない?)と言っているのと同じです。
また、これらは入れ替えて使うと文章としての意味が全く異なってしまうので注意が必要になります。
例として、「間違いはないか」とすると、誤りはないかとなりますが、「違いはないか」だと、対象になるものを比較して異なる点はないかという意味になってしまいます。
まとめ
「間違い」と「違い」は、このように異なっている言葉同士です。
これもまた、「違いのある言葉同士」と言い換えて使うことができます。