「合併」と「併合」の違いとは?分かりやすく解釈

「合併」と「併合」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「合併」「併合」の違いを分かりやすく説明していきます。

「合併」とは?

「合併」とは?

「合併(がっぺい)」とは、「二つ以上のもの(組織)が一つに合わさること」を意味している言葉です。

「合併」には、「強制的な力ではなく主に話し合いによって一つに合わさる」「対等の立場で一つになる」といった意味のニュアンスがあります。

例えば、「自動車メーカーが合併しました」のような文章で使えます。

「併合」とは?

「併合」とは?

「併合(へいごう)」とは、「いくつかのものを合わせて一つにすること」を意味する表現です。

「併合」には「国際法上、ある国が他国の領土の全部あるいは一部を合意によって合わせて一つにすること」の意味があります。

ただし「国家の併合」には、「国力・武力を背景にして半強制的に一つにする」「強国が他国をのみ込んで一つにする」といった意味のニュアンスがあります。

例えば、「国土を一つにまとめる国家の併合は、現代では起こりにくくなっています」などの例文で使用されます。

「合併」と「併合」の違い!

「合併」と「併合」の違い!

「合併」「併合」の違いを、分かりやすく解説します。

「合併」「併合」「二つ以上のものが一つに合わさる」の意味は共通していますが、国家・地域の領土が合わさる場合は、「併合」のほうが「合併」よりも「半強制的に一つにする(強い国が他国を力でのみ込む)」といった意味合いが強い違いがあります。

「合併」「対等の勢力同士かやや勢力が異なるもの同士が話し合いで一つになる」のニュアンスがありますが、「併合」「特に国家・地域の領土が一つになる時に、力で半強制的にのみ込む(武力を含む強制力をある程度効かせて一つにする)」といったニュアンスが強くなる違いを指摘できます。

基本的に両者は同じ意味ですが、国家・地域の領土の統合に関しては「併合」「力で一つにする意味合い」があるため、「企業・市町村・政党」などが一つになる時は「(対等の立場で一つになる)合併」が使われる頻度が多くなっています。

まとめ

まとめ

「合併」「併合」の意味の違いを詳しく説明しましたが、いかがだったでしょうか? 「合併」という言葉は、「二つ以上の企業・市町村などが合わさって一つになること」「対等の立場で二つ以上のものが合わさること」を意味しています。

「併合」という表現は、「二つ以上のものが一つに合わさること」「強国が他国(弱小国)をのみ込むこと」の意味を持っています。

「合併」「併合」の意味の違いを詳しく知りたい時には、この記事の解説をチェックしてみてください。