この記事では、「正解」と「答え」の違いを分かりやすく説明していきます。
「正解」とは?
「正解」は「せいかい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ものごとを正しく解釈すること」という意味で、人に伝えるのではなく、自分の中で正しく理解して知識や経験とすることです。
2つ目は「問題に正しく解答すること」という意味で、正しい解答を求められて導き出すことです。
3つ目は「結果的に良かったこと」という意味で、その時は意味がない、無駄だなどと思っていても、後になってそうするべきだったと思われることです。
上記に共通するのは「正しく理解する」という意味です。
「正解」の使い方
「正解」は「ものごとを正しく解釈すること」「問題に正しく解答すること」「結果的に良かったこと」という意味で使われます。
名詞・形容動詞として「正解だ・である」「正解を導きだす・導き出した」「大正解」などと使われたり、副詞として「正解に近い」などと使われたりします。
基本的に、ものごとを正しく解釈することや、正しい解答を導き出すことに使われる言葉です。
「答え」とは?
「答え」は「こたえ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「呼びかけや問いかけに対して言葉で応じること」という意味で、呼びかけた相手に対して返事することです。
2つ目は「悩みや問題に対して考えて出す対処方法」という意味で、自分はどうするべきかという結論のことです。
3つ目は「試験などの問題や設問に対して導き出される結果」という意味で、相手から問われた内容について解答を出すことです。
上記に共通するのは「相手に返す」という意味です。
「答え」の使い方
「答え」は「呼びかけや問いかけに対して言葉で応じること」「悩みや問題に対して考えて出す対処方法」「試験などの問題や設問に対して導き出される結果」という意味で使われます。
名詞として「答えを出す・出した」「答えが見つかる・見つからない」「答えを探す・探した」などと使われたり、動詞として「答える・答えた」などと使われたりします。
基本的に、呼びかけや問いかけに対して相手に何らかの反応を返すことや、問題や設問に対して導き出した結果を返すことに使われる言葉です。
「正解」と「答え」の違い
「正解」は「ものごとを正しく解釈すること」「正しい解答を導き出すこと」という意味です。
「答え」は「呼びかけや問いかけに対して相手に何らかの反応を返すこと」「問題や設問に対して導き出した結果を返すこと」という意味です。
「正解」の例文
・『道徳の教科書には正解のない問題や課題が掲載されている』
・『正解者の中から抽選で10名に賞品を差し上げます』
・『こんなに雨が降るとは車で来て正解だった』
・『試験問題の正解を教えてもらう』
「答え」の例文
・『反抗期の息子はいつ呼んでも答えがない』
・『正しい答えが分かる人は手を挙げて下さい』
・『質問に対する答えが納得いかない』
・『赤い果物はと言えば多くの人がリンゴと答える』
まとめ
今回は「正解」と「答え」について紹介しました。
「正解」は「正しく理解する」、「答え」は「相手に結果を返す」覚えておきましょう。