「民法」と「刑法」の違いとは?分かりやすく解釈

「民法」と「刑法」の違い言葉・カタカナ語・言語

「民法」「刑法」は、共に基本六法の1つですが、大きな違いがあります。

「民法」とは?

「民法」とは?

「民法」とは、社会的通念を法律としたもので、家族法と財産法より成り立っています。

家族法は親族関係の内容となり、財産法は相続や債権についてのそれが大部分を占めます。

この民法に違反する言動は「不法行為」となり、行うことはできず、行ってしまった場合には訴訟の対象となることがあります。

1000条を超える膨大な内容となっている為、その家族法や財産法という独立した法律と捉えて引用される場合も多いです。

例えば、「それは家族法によると~」といった使い方で、「民法」としてしまうと対象が広過ぎる懸念がある為です。

その通りにこの民法で制定されている内容は多種多様に渡り、未成年の契約には保護者の同意が必要だといった内容から(民法第5条)、配偶者の相続における権利(同第890条)、更には既婚者の不貞行為(いわゆる浮気)についても第770条に記載があるという具合です。

「刑法」とは?

「刑法」とは?

「刑法」は、法律的にやってはいけないことをまとめた法律だと解釈すると分かりやすいでしょう。

簡単な例では、人の物を盗ると「窃盗」という犯罪行為になる(刑法第225条)といったようなことがまとめられており、それぞれに対する罰則規定も合わせて記載されています。

例えば、その「窃盗」は10年以下の懲役、もしくは50万円以下の罰金と明記されており、この「刑法」に違反した場合にはそれぞれに応じた罰則が科せられます。

「民法」と「刑法」の違い

「民法」と「刑法」の違い

この2つの大きな違いは、「民法」違反もやってはいけないことですが、直接の罰則の対象とはならず、その指摘の上で民事訴訟を起こさないといけない点です。

「刑法」は、それに違反すると多くは逮捕の対象となり、刑事訴訟において相応の罰則が課せられます。

簡単な例を挙げると、既婚者の不貞行為は民法違反ですが、刑法違反とはならない為、警察が関与してくることはなく、俗にいう犯罪行為ではありません。

その為、被害者である配偶者が相手に対して直接民事訴訟を起こす必要があります。

まとめ

まとめ

「民法」「刑法」は、具体的な内容までは難しくても、どちらにも日々の生活に絡む大切な内容が記載されていると覚えておきましょう。