「販売」と「売却」の違いとは?分かりやすく解釈

「販売」と「売却」の違いビジネス・就職・転職

この記事では、「販売」「売却」の違いを分かりやすく説明していきます。

「販売」とは?

「販売」とは?

代金と引き換えに商品を相手に渡すことです。

一定していて変わらない売買のことをいいます。

一回限りで一個しか売らないことには、あまり使用しません。

商品は売るためのもののことで、衣服、食品、雑貨、おもちゃ、家電、住宅など、さまざまなものがあります。

洋菓子店のことで説明をします。

洋菓子店には、ショートケーキ、チョコレートケーキ、モンブラン、チーズケーキ、シュークリームなど、さまざまな菓子が並べられています。

これらは売るためものものです。

欲しいという人がいたら、店側はその人から金銭を受け取り、それと引き換えでショートケーキなどを渡します。

この一連の行為が「販売」です。

通信販売の場合だと、欲しいという人が直接店側に代金を支払うのではなく、代金引換やクレジットカードなどで支払うこともあります。

商品を実際に渡してくれるのは宅配業者です。

この場合も欲しい人は金銭を渡しており、それと引き換えに商品を受け渡しているので「販売」といいます。

「販売」の使い方

代金を受け取って商品を渡すことを指して使用します。

売る側から見た言葉で受け取るから見た言葉ではありません。

つまり、代金を渡して商品を受け取ることではないのです。

「売却」とは?

「売却」とは?

残るものなく売ってしまうこと、決心をして売ることです。

自分が所有している住宅があります。

この住宅にはもう住んでいないのですが、まだ人が住める状態です。

このまま壊してしまうこともできますが、それはもったいないので、売ることにしました。

住宅すべてを売ってしまいます。

これを「住宅を売却する」といいます。

個人が所有している住宅は恒常的に売るものではありません。

一つの住宅に関して一度売ったら、もともと持っていた人がその住宅を売るのはそれで終わりです。

この言葉は恒常的に売ることではないため、店が野菜をいつも売っている、衣服をいつも売っているといったことを意味しているのではないです。

「売却」の使い方

すっかりと売ってしまうことに使用をします。

土地や建物など、個人や企業が所有しているものに使うことが多いです。

「販売」と「売却」の違い

「販売」と「売却」の違い

売るという意味を持つ点が似ていますが、何を売るのかという点に違いがあります。

「販売」は商品を売ることです。

代金を受け取り相手に品物を渡します。

「売却」は売り払うことです。

店が商品を恒常的に売ることとは異なります。

「販売」の例文

「販売」の例文

・『販売価格』
・『12月からの販売です』
・『イベント会場で販売しています』
・『限定500個で販売します』

「売却」の例文

「売却」の例文

・『売却を検討している』
・『やっと売却できた』
・『売却をするなら早めに』
・『売却する予定です』

まとめ

まとめ

売るという意味が似ている2つの言葉ですが、一方は代金を受け取って商品を相手に渡すこと、もう一方はすっかり売ってしまうことで、意味合いが異なります。