「職場」と「会社」の違いとは?分かりやすく解釈

「職場」と「会社」の違いビジネス・就職・転職

この記事では、「職場」「会社」の違いを分かりやすく説明していきます。

「職場」とは?

「職場」とは?

生計を維持するための仕事をする場所のことです。

勤務をして執務や作業をする場所のことをいいます。

そのため、作家や芸術家などが、作業をするために設けているアトリエなどのことではありません。

作家や芸術家などは、会社などに雇われて働いているわけではないからです。

仕事には、主に頭脳を使うものと、主に肉体を使うものとがありますが、この言葉はどういった種類の仕事なのかは意味に含んでいません。

事務仕事のような頭を使うものも、工事現場の作業のような肉体を使うものも指します。

仕事内容を意味する言葉ではなく、働く場所を意味する言葉です。

調剤薬局事務の仕事をしている人は、処方箋を預かり、患者の登録や薬歴簿の記入などをしています。

こういった作業をするのは薬局です。

つまり、調剤薬局事務の仕事をしている人にとっての「職場」は薬局になります。

「職場」の使い方

勤めているところの、執務や作業などをする場所という意味で使用をします。

勤めている人の働く場所を指しており、雇われていない作家や芸術家などが作業をする場所には使用しません。

「会社」とは?

「会社」とは?

「会社」には2つの意味があります。

ひとつは、会社法に基づいて作られた法人です。

もう一つは、商行為や営利行為を目的とし、同じ目的で物事を行うために作られた団体のことです。

集団を意味しており、そこで働く人ひとりひとりや、その場所のことを意味しているのではありません。

たとえば、車を作っているところがあったとします。

車を作って売る、それによって利益を得る、これを目的にして活動をしています。

この目的を達成するために作られた集団が「会社」です。

集団内で働く人の数は、その集団によって異なります。

10人以下という場合もあれば、100人以上という場合もあります。

働いている人の数は、この言葉の意味に含まれていません。

集団が活動するためには建物が必要で、その建物の大きさは集団によって異なります。

「会社」の使い方

商行為や営利行為を目的に作られた集団を指して使用する言葉です。

会社法に基づいて設立されていない場合は、雇われていない作家などのことを指しては使用しません。

「職場」と「会社」の違い

「職場」と「会社」の違い

「職場」は仕事をする場所のことを指しています。

「会社」は団体のことです。

「職場に行く」「会社に行く」と同じような使い方がされ、この場合は働いている場所という意味で使っていることがあります。

「職場」の例文

「職場」の例文

・『職場の清掃をする』
・『予定よりも早く職場についた』
・『職場の人たちとの仲は良好です』
・『職場で寝泊まりをする』

「会社」の例文

「会社」の例文

・『会社が設立されて50年を迎える』
・『会社に勤めている』
・『会社を経営している』
・『書類を会社に提出する』

まとめ

まとめ

仕事にかかわる言葉ですが、一方は働く場所、もう一方は集団を意味しており、意味合いが異なります。