「収益」と「収入」の違いをご存知でしょうか。
ここでは二つの言葉の違いと、それぞれの言葉を使った例文、意味を説明しています。
では一緒に見ていきましょう。
「収益」の意味や使い方
「収益」とは、利益を得ることを言います。
またその利益のことでもあります。
簡単に言えば、企業などが儲けた金額といった意味合いです。
「収益の中から寄付している」「経費の方が多くて、収益が得られない」などと使います。
「収入」の意味や使い方
「収入」とは、個人、団体、会社などがお金や物品を自分の「所有」とすることを言います。
簡単に言うならば自分へ入ってくるお金、物といった意味で使います。
「収入は多いが、支出も多いので貯蓄はできない」「彼女の収入源は何なのだ?」という風に使います。
「収益」と「収入」の違い
「収益」と「収入」、それぞれの言葉の意味と使い方を説明しました。
どちらもお金、物品を得るという意味合いがありますので混同しがちです。
しかし意味合いに違いがありますので使い分けをしっかりする必要がある言葉です。
まず「収益」ですが、こちらは利益を得ることを言います。
つまり「儲け」のことで、入ってくる金額が多くても出るお金の方が多ければ「収益」ではないのです。
一方の「収入」ですがこちらはお金や物品を自分の所有とするという意味です。
入ってくるお金という意味合いですので「儲け」になるかどうかは別なのです。
「収入」が多くても儲けになっていない人もいれば、少なくても確実に貯めている人もいます。
簡単に覚えるならば「収益」は「儲け」のことであり、「収入」は「自分へ入ってきたもの」という風にしましょう。
「収益」を使った例文と意味を解釈
「収益」を使った例文とその意味を見ていきます。
「収益」を使った例文1
「彼は毎年少しずつではあるが、収益を上げている」
「収益」とは利益を得ることを言います。
例文は毎年少しずつ、利益が増えているという意味になります。
「収益」を使った例文2
「収益の一部は、ボランティア活動に使っている」
「収益」とは利益、そのもののことでもあります。
例文は儲けたお金の中から、ボランティア活動に使っていると言っているのです。
「収入」を使った例文と意味を解釈
「収入」を使った例文とその意味を見ていきます。
「収入」を使った例文1
「収入を増やすことより、使わないことを考えたらどうですか」
「収入」とは自分に入ってくるお金のことを言います。
例文は入ってくるお金、物品を増やそうとするより、減らさない努力をしたらどうかと言っているのです。
「収入」を使った例文2
「収入が減ったが、それほど生活に影響はない」
「収入が減る」とは、一般的にはお給料が減る、入ってくるお金が少なくなるという意味になります。
例文は、入ってくるお金は減ったものの、生活を維持するお金に困ってはいないと言っているのです。
まとめ
いかがでしたか。
「収益」と「収入」、それぞれの言葉の意味と違いが理解できたのではないでしょうか。
違いを正しく理解して使い分けてください。
