この記事では、「雰囲気」と「イメージ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「雰囲気」とは?
「雰囲気」は「ふんいき」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「地球を取り巻く大気」という意味で、地球の周りにある酸素を含んだ空気の層のことです。
2つ目は「その場のいる人たちにより作り出される独特な空気感」という意味で、そこにいる人たちの性格や感情が混ざって出来上がる一時的な空気の流れのことです。
3つ目は「ある人が持っている独特な空気感」という意味で、その人が醸し出す個性的な空気の流れのことです。
上記に共通するのは「取り巻く空気」という意味です。
「雰囲気」の使い方
「雰囲気」は「地球を取り巻く大気」「その場のいる人たちにより作り出される独特な空気感」「ある人が持っている独特な空気感」という意味で使われます。
名詞として「雰囲気がある・ない」「雰囲気を持つ」「雰囲気を壊す」「ミステリアスな雰囲気」などと使われます。
基本的に、日常で使われる場合、その場全体や、個人がかもしだす独特な空気感に使われる言葉です。
「イメージ」とは?
「イメージ」の意味は以下の通りです。
1つ目は「心に思い浮かべる姿かたちや情景」という意味で、はっきりとした形や景色が想像できることです。
2つ目は「あるものごとについて生じる全体的な感じ」という意味で、あるものごとに対して持つ印象のことです。
3つ目は「心の中にあるものの姿かたちをあれこれと思い描くこと」という意味で、一つの事柄を手掛かりに、あれこれと関連する事柄を広げて考えることです。
上記に共通するのは「心に思い浮かべる」という意味です。
「イメージ」は英語の「image」が日本語化した言葉で、「画像」「像」「象徴」「典型」「心象」「印象」「概念」などの意味があります。
「イメージ」の使い方
「イメージ」は「心に思い浮かべる姿かたちや情景」「あるものごとについて生じる全体的な感じ」「心の中にあるものの姿かたちをあれこれと思い描くこと」という意味で使われます。
日本語の場合名詞として「イメージする・した」「イメージを持つ・持った」「イメージ通り」などと使われます。
基本的に、ある事柄やものごとについて、心の中に浮かんでくる姿かたちや感じ方について使われる言葉です。
「雰囲気」と「イメージ」の違い
「雰囲気」は「その場全体や、個人がかもしだす独特な空気感」という意味です。
「イメージ」は「ある事柄やものごとについて、心の中に浮かんでくる姿かたちや感覚」という意味です。
「雰囲気」の例文
・『地球には酸素を含んだ雰囲気が存在する』
・『家庭的な雰囲気で評判のレストランだ』
・『彼は場の雰囲気を盛り上げるムードメーカーだ』
・『あの俳優には独特な雰囲気を感じる』
「イメージ」の例文
・『新曲への新しいイメージが湧く』
・『運命の人についてイメージをふくらませる』
・『企業イメージを高める為にボランティア活動に力を入れる』
・『思っていたのとイメージが違う人だ』
まとめ
今回は「雰囲気」と「イメージ」について紹介しました。
「雰囲気」は「取り巻く空気感」、「イメージ」は「心に浮かぶ姿や感覚」と覚えておきましょう。