バドミントンのポイントを表す言葉に「マッチポイント」と「ゲームポイント」がありますが、どのような状況を指しているのでしょうか。
今回は、「マッチポイント」と「ゲームポイント」の違いについて解説します。
「マッチポイント」とは?
「マッチポイント」とは、「次の1ポイントを取ればその試合に勝利する得点状況」を意味する言葉です。
一般的にマッチポイントに当たるのは「3セットゲームにおいて1セットを取得していて次のポイントを取れば相手と2点差以上がつけられる20点以上の得点状況」です。
簡単にいえば「あと1ポイントとれば勝てるとき」のことを「マッチポイント」といいます。
あと1ポイントで勝ちが決まる状況の他に「試合における最後のポイント」も「マッチポイント」です。
「次がマッチポイント」という場合は次の得点で勝負が決まるということを意味していますがそのような「勝負が決する得点状況」と「勝負を決した最後のポイント」の療法とも同じく「マッチポイント」と表現します。
「マッチポイント」の使い方
・『大接戦だったがいよいよマッチポイントを迎えた』
・『マッチポイントになりあらためて気を引き締める』
・『マッチポイントまで追い込まれたところからの大逆転勝利』
・『マッチポイントのサーブならば緊張で手が震えてしまうのも当然だ』
「ゲームポイント」とは?
「ゲームポイント」とは「次の1ポイントを取ればそのセットをとれる得点状況」を意味する言葉です。
バドミントン以外のスポーツでも「ゲームポイント」という用語が使われますが、バドミントンにおける「ゲームポイント」は他のスポーツと意味が異なるので注意が必要です。
例えばテニスにおける「ゲームポイント」とは「あと1ポイントをとればそのゲームをとれる得点状況」を指します。
テニスの場合は2ポイント差以上をつけて4ポイント以上とるとゲーム取得となり2ゲーム差をつけての6もしくは7ゲーム先取でセットを取ることができます。
テニスではゲームを取るポイントが「ゲームポイント」でセットを取るポイントを「セットポイント」と呼びますが、バドミントンはテニスのようなゲームがなくセットのみなのでテニスでいうところの「セットポイント」に当たる「セットをとれる得点状況」が「ゲームポイント」です。
「ゲームポイント」の使い方
・『ゲームポイントでスマッシュを決めた』
・『ゲームポイントから同点に追いついた』
・『逆転に次ぐ逆転でゲームポイントがめまぐるしく入れ替わる』
・『決定力に欠けるのでゲームポイントがなかなか決まらない』
「マッチポイント」と「ゲームポイント」の違い
「マッチポイント」と「ゲームポイント」の違いは「そのポイントを取ることによって決まること」です。
「マッチポイント」でポイントを取ると試合の勝利が決まるのに対し、「ゲームポイント」でポイントをとるとセットをひとつ取得できます。
1試合で「ゲームポイント」を2つとる、つまりセットを2つとるとその試合で勝利になります。
2セットめがかかった「ゲームポイント」は同時に「マッチポイント」となります。
まとめ
「マッチポイント」と「ゲームポイント」はバドミントンの試合で必ず登場する用語です。
難しい言葉ではないので間違えず正しい意味を覚えておきましょう。