この記事では、「活力」と「原動力」の違いを分かりやすく説明していきます。
「活力」とは?
活発に動くための力、体をよく動かしたり働いたりするための力という意味です。
人間が動くための力を指します。
朝起きたときにぼーっとしている人は珍しくありません。
この状態では活発に動くことは難しいでしょう。
冷たい水で顔を洗ったり、熱いお湯を浴びたり、朝食を食べたりすると、段々と元気になってきて動けるようになってきます。
「今日も1日がんばるぞ」という気持ちになれるのです。
こういった、動きや働きをするための力を意味する言葉になります。
仕事で嫌なことがあると、元気がなくなって何もしたくない気持ちになることがあるでしょう。
そういったときは、ベットに横になったり、ぼーっとしてしまったりしがちです。
そのような状態でも、好きなアイドルのコンサートに行くなど、自分が好きなことをすると元気になってき、体を動かせるようになってきます。
アイドルで元気になれるなら、アイドルが「活力」になっているといえます。
この体を動かす力を意味する言葉です。
「活力」の使い方
活発に動くための力を指して使用する言葉です。
動いている状態ではなく、力のことを指しています。
機械が動く力ではなく、人間の体を動かす力のことです。
「原動力」とは?
「原動力」には2つの意味があります。
ひとつは、機械を働かせるための力です。
風力、水力、火力などがこれにあたります。
もう一つの意味は、物事が動くもととなる力です。
人が体を動かすもとや、出来事のもととなる力のことを意味します。
あるボクサーが試合で優勝をしたとします。
優勝するという出来事を起こすためには、何か力があったはずです。
何もなくて優勝という大変なことを達成しようとは思わないことでしょう。
たとえば、優勝した姿をわが子に見せたい、恩師に感謝を示したいなどです。
こういった動くもとになる力を意味する言葉です。
「原動力」の使い方
機械については、それを動かすための風力や水力などのことを指して使用をします。
人の活動のもととなる力、出来事のもととなる力という意味でも使用をします。
「活力」と「原動力」の違い
活動のための力という意味が似ていますが、使い方に違いがあります。
「活力」は人の活動について使用をします。
機械には使用しません。
「原動力」は人の活動のことや出来事について使用をします。
また、機械を動かす力のこともいいます。
「活力」の例文
・『活力が足りない』
・『明日の活力にする』
・『活力をしっかりつける』
・『1日の活力にする』
「原動力」の例文
・『ビジネスの原動力』
・『プロを続けている原動力』
・『地域の皆さんを元気にすることが原動力になっています』
・『アイドルを目指す原動力になっている』
まとめ
活動のための力という意味が似ていますが、使い方に違いがあり、一方は人間について使用をし、もう一方は人間や出来事について使用をします。