この記事では、「暴風」と「豪雨」の違いを分かりやすく説明していきます。
「暴風」とは?
「暴風」とは、激しく吹く風のことを言います。
例えば「暴風雨」は、激しい風を伴う雨のことを言います。
また「暴風雪」は風速が毎秒20メートルを超える風を交えた猛吹雪のことを言います。
これは英語で言えば“blizzard”(ブリザード)のことです。
「豪雨」とは?
「豪雨」とは、激しく多量に降る雨のことを言います。
大雨とも言います。
「集中豪雨」「豪雨警報」などと使います。
「集中豪雨」とは限られた地域に、短時間、多量の雨が降るという意味で使います。
「暴風」と「豪雨」の違い!
「暴風」と「豪雨」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも天候を表す言葉という共通点がありますが、意味合いとしてはまったく違う状態を表しています。
ですから、それぞれの言葉の意味を正しく理解して使うようにしてください。
まず「暴風」ですが、これは漢字を見れば意味合いがわかります。
「暴れる風」ということですが、激しく吹く風という意味になります。
この「暴風」という言葉に「雨」や「雪」がつきますと、激しい風を伴う「雨」「雪」という意味になります。
つまり「暴風」という言葉は風の状態を示しているだけで、晴れている、雨が降っているなどを表すことはないのです。
一方で「豪雨」ですが、これは激しくて多量に雨が降るという意味になります。
このように二つの言葉は意味がまったく違いますので、「暴風と豪雨でこの地域は最悪な状態となった」「豪雨だけじゃなく、暴風まであるから傘なんて使っても意味がない」などと一つの文章に二つの言葉が存在することはありえますしおかしくありません。
簡単な暗記方法として「暴風は激しい風」「豪雨は大雨」と覚えておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「暴風」と「豪雨」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
この二つの言葉はまったく違う意味の言葉ですので、意味を正しく理解してください。
天候を表す時には正しい方を選ぶようにしましょう。