この記事では、「角地」と「準角地」の違いを分かりやすく説明していきます。
不動産にまつわる言葉を覚えていきましょう。
「角地」とは?
角地(かどち)とは、住宅地の端にある土地のこと。
住まいの前に、2方向の道路が交差している土地をあらわします。
圧迫感がすくなく、開放的な雰囲気があるので、人気のある不動産物件になります。
角地のメリットは、日当たりが良くてプライバシーが保たること。
窓を開けると、清々しい空気がはいってきます。
隣家の騒音が気になりにくいので、できることなら周囲に気を遣わない生活をしたい方にもおすすめです。
一方で人気の角地は、周辺の土地に比べて地価が上がりやすく、固定資産税なども割高になります。
将来的なコストを考えながら、前向きに検討していきましょう。
「準角地」とは?
準角地(じゅんかどち)とは、目の前の道路がL字型になっている土地のこと。
1方向の道路がある土地のことです。
奥まった道路の端にあるので、広々としていて気持ちのいい造りになっています。
こちらも角地と同じくらい、人気のある土地です。
準角地のメリットは、隣家と接する面積が少ないこと。
出入りがしやすいため、都会にいてもある程度のプライバシーを保ちながら生活できます。
車の出し入れもしやすいので、自分のペースで生活したい方にも向いています。
一方で通常の土地に比べて、都市計画税などが高くなることもあります。
「角地」と「準角地」の違い
どちらも人気のある、土地の種類です。
「角地」と「準角地」の違いを、分かりやすく解説します。
・十字路は角地、L字型は準角地
「角地」と「準角地」は同じ「角にある土地」のため、区別を付けにくいです。
区別するときのポイントは、住まいの前に広がっている道路の形状です。
角地の場合は、住宅の前に2方向の道路が走っています。
いわゆる十字路になっていて、向こうから来た車とこちらから来た車がぶつかり合うようなデザインになっています。
そして準角地の場合は、1方向の道路が走っています。
住まいをぐるりと囲むように、L字型の道路があります。
そのため住まいの前に十字路がある場合は角地。
住まいを囲むように、L字型の道路が走っている場合は準角地となります。
一般的には利便性の良さから角地の方が高くなり、それと比べると準角地は安くなります。
そのため固定資産税や相続税も、角地か準角地によって変わってきます。
土地の形状によって納めるべき税金も、おのずと変わってくるので留意しておきましょう。
メリットとデメリットを把握して、自分の暮らしにあう選択肢を選んでみてください。
まとめ
「角地」と「準角地」の違いを分かりやすくお伝えしました。
どちらも土地の形状です。
角地は住宅の前に、十字路が走っている角の土地のこと。
そして準角地は住まいの前に、T字路がある土地をあらわします。
いずれも一般的な土地に比べて、日当たりが良く開放感があります。
人気の土地となっています。